V35スカイラインです
今日は興味深いものを取ってきました。
V35スカイラインには、電子制御スロットルが採用されています。
この電子制御スロットルについては、このサイトでも色々なことをお伝えしました。
電子制御スロットルは、アクセルペダルとスロットルバルブがワイヤーで連結されている、従来の機械式とは違い、
アクセルペダルのセンサーとエンジンや走行状況を計算して、
ECUが電子制御スロットルのスロットルバルブ部分のモーターの開閉を指示する仕組み。
これによって人間以上のきめ細かい制御ができるということになります。
そして、電子制御スロットルをいじることはタブーとされてきました。
アイドリングが不安定になったからエンジンコンディショナーで清掃するといった
従来の整備を行うとすぐに壊れてしまう。
そして新品に交換したら、学習をさせないといけないのも電制スロットルの特徴。
今回のスカイラインはエンジンが不調でたまにストールする。
チェックランプもつく。という故障から原因を特定して、電子制御スロットルを交換する運びとなりました。
外した電子制御スロットルを見たらびっくりした
でもそうじゃなかった
こりゃ不調になるわけだ
エアクリーナー側はこのくらいの汚れだったんですよ。なので、そんなによごれてないのに
どうしてぶっ壊れるんだろうと思ったわけです
半信半疑で電子制御スロットルを外すと裏がこんな状態でしょ?
この最大の原因はエンジンオイルの入れすぎによるブローバイの吹き返しです。
走行距離は13万キロだったけれど、エンジンオイルは量を入れすぎると
クランクケースの圧力が上がってしまい、ブローバイとしてインテークに戻ってくる。
それがスロットルまで汚してしまう
なので電子制御スロットルの搭載車のエンジンはオイルを絶対に入れすぎてはいけない。
どちらかというと、満タンまで入れないで、マメにレベルチェックをしたほうがいいかもしれない
現代の車はエンジンオイルの入れすぎは気をつけましょう。
入れすぎは本当に厳禁です
以上壊れた電子制御スロットルの汚れでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。