最近増えてきた電動ドアミラーの異音・故障について。リモート格納ミラーのデメリットとは

ここのところ増えてきました。電動格納ミラーの故障です。

電動格納ミラーの故障の中でもナンバー1に挙げられるのが、ドアミラーを開閉するときにガリガリガリという異音が発生するというもの。

これは一体なんで起こるのか?その予防策は?などなどを書いてみたいと思います。

電動格納ミラーの異音原因は!?

ドアミラースイッチで、ミラーを開閉する。その時にガリガリガリという音がする。

この故障原因は、ドアミラーに内蔵されているモーターのギヤが壊れている音です。ガリガリという音がするということは、モーターは動いています。だけどモーターの先にあるプラスチックのギヤが摩耗やかけてしまっていることで、ミラーが動かない。

こういうことになります。

厄介なのが、ドアミラーの開閉って、ギヤが削れてしまっているといつまでもモーターが回り続けてしまいます。

モーターに若干の抵抗が入れば

「停止の位置まで来た!」

とモーターが認識して動作を停止します。ギヤがかけているといつまでもモーターはドアミラーが開閉されていないと認識して、ずーっと回りっぱなしになります。

結果、ガリガリガリガリ音だけが虚しく響いてしまう。

これを直すにはどうすればいいか?ドアミラーの部品で細かく部品設定してくれているのはホンダです。ホンダであれば、その部分だけで修理が可能な車種もあります。

ですがほかのメーカーは、ミラーアッセンブリーの部品供給になってるので、修理するにはドアミラー本体を交換するという方法になる。

しかも高いです。片側2万円~5万円超位。ドアミラーって高いです。

車検にこの状態だと問題があるのか?というと、電動格納ミラーが壊れていても、手で折りたたみさえできれば検査は通ります。

もし、お金をかけたくないけど音は治したい。という人がいれば、該当の配線を切ってしまうのがいいです。

僕も前に乗っていた車が、ドアミラー開閉時に異音が出るようになってしまいました。このままだとやかましいので、ドアミラー開閉を司ってる配線のみ切ってしまいました。

配線をカットするのはドアミラー側のカプラー以降でやること。車両側のハーネスを切ると、やっぱり修理したいときに繋ぎ直さないといけないなどの手間になります。

ドアミラー開閉の配線だけ切って絶縁しておけば、ミラーの鏡部分の動作には問題ありません。これがよく行われている音を消す方法です。

ドアミラーが壊れないようにするには?

では、ドアミラーが壊れないようにするにはどうすればいいかを考えてみます。

これ、身も蓋もない結論です。

「開閉をしないこと」

もうこれに尽きるんです。機械ものは動かしたほうがいい。という定説があります。ドアミラーに関してはあまりこれは当てはまらない。

ドアミラーは使えば使うほど摩耗すると考えてください。特に開閉のモーター部分はそうです。ギヤだけの補修部品がでれば問題ないですが、それ以外はドアミラーアッセンブリーの交換が基本になります。

だったらなるべく動かさないこと。

よく駐車場などに止めるとき必ずドアミラーをたたむ人いますよね?長時間止めておくのなら確かにたたんだほうがいいです。

ですが、少しだけの時間であればたたまないほうがいいです。この繰り返しがギヤの摩耗を促進していきます。

ぼくはちょっと離れた駐車場にとめてドアミラーはたたみません。車が密集しているスペースに止めないといけないときはミラーをたたみます。

それ以外はなるべく開閉するのを避けています。

前に乗っていたステップワゴンはそんなことを知らない時から乗っていたので、駐車場に入ると必ずミラーをたたんでいました。

ミラーをたたんでいる方が確かにいたずらをされることは少ないですからね。

ちょっと問題なのがリモート格納ミラーと呼ばれる機能です。各メーカー設定があります。スマートキーでドアロックを解除したらウイーンとドアミラーが開閉するやつです。

あれは絶対にキャンセルしておくことをおすすめします。寒冷地に住んでいるとデメリットしかありません。凍結している時にリモート格納ミラーを使うと途中で止まったりの弊害があります。

リモート格納ミラーは、車にとって百害あって一利なしと言い切っちゃう位デメリットが多いです。キャンセル方法はメーカーによって異なりますので、販売店に聞いて必要であればキャンセルしてもらってください。

絶対にドアミラーの寿命を縮めます。

あと補足ですが、スズキでは電動格納ミラーの異音が出た場合、保証延長がかかっていますので、スズキ車に乗ってる人は最寄りのディーラーで確認をしてもらってください。もしかしたら無償で治るかもしれません。

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