この前日産のデイズが車検で入ってきました。年式も新しいので、特に問題なく後輩が車検整備を行い納車になりました。
すると、その一週間後に
「スパナのマークが点いちゃったんですけど・・・」
という一本の電話。後輩に確認したところ、その時は点灯してなかったので気が付かなかったとの事。最初から点灯してたら消しておこう!
という気持ちになるものの、その時に点いてないと、そもそもその車にスパナマークが存在するということすら知らない整備士もいます。
最近の車に関しては、この手のスパナマークやスケジュール的な要素が組み込まれてる可能性が高いので最初から疑ってかからないといけません。
と、前置きが長くなりましたが日産デイズ・三菱EKワゴンのスパナマークの消し方についてです。
エンジンをかけると点灯しているスパナマークこれの消去方法はどうすればいいのか?
手順は以下の通りになります。
電源OFFの状態で、オドメーターのノブを押す
すると反応するので、スパナマークが出るまでノブを押して画面を切り替える。
スパナマークが出たら、ノブを長押しするとスパナマークが点滅し始めます。
スパナマークが点滅している時に再度ノブを押すとクリアとなります。
以上です。とても簡単です。
もう一度手順をまとめると
1、電源オフの状態でオドメーターのノブを押す
2、スパナマークが出るまでノブを数回押して切り替える
3、スパナマークが出たらノブを長押し
4、スパナマークが点滅に変わるのでノブを押す
5、CLEARと表示がでて完了
簡単です。
そもそもこのスパナマークは何のためにあるのか?
デイズの説明書によると、このマークはピットサインというもので次回の点検時期をお知らせしてくれるものとされています。
つまり、登録した月が点検月になりますので、早めに車検に入庫した車は、入庫時には点灯していない可能性があります。
3月に登録した車を2月に車検をしたら点灯していない。だけど車検が終わって3月に入ったら点灯してしまった。こんなケースですね。
この手のピットサインって整備士的にいうと、はっきり言って迷惑なマークです。それよりはオイル交換時期を知らせてくれる方がよっぽどためになる。
そもそも定期点検を必ず入庫してくれる人って、少ないので。車検に入ってきたデイズやEKワゴンはこのマークが点灯しっぱなしの場合が多いですね。
入庫したら消してあげてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。