暖機運転とは、その字の如く機械を暖める運転。
すなわち、エンジンを少しかけておいて、しばらくしてから走行する。
つまりアイドリングをさせてエンジンをあっためることです。
これって必要か?
これはずばり即答。
必要です。
何故かというと、ピストンというものは微妙に楕円なんですよ。これがある程度熱が加わって初めて真円になり、シリンダーと密着します。
もし暖機をしないでそのままエンジンを全開にしたら、ピストンが膨張していない状態で、シリンダーとの隙間が過大な状態にある中で、エンジンを回すと、ブローバイガスが多く出たり、ガソリンがオイルに混ざったりしてオイルの劣化を著しく促進します。
なのでオイルの潤滑性能も失われていくのでなおさらよくありません。
これらを防ぐためにもエンジンの暖機運転は必要です。
ではどのくらい暖機すればいいかというと、水温計がふれてくるまででOK。
あとは水温計が安定するまではパーシャル(半開)状態で走って、エンジンが完全に温まったら全開にする。こういう使い方でOKだと思います。
誰だって寝ているときにたたき起こされて全力で走れなんていわれても無理があるでしょう?
機械も同じです。夏でもある程度の暖機は必要だと思います。
ただし暖機のやりすぎは環境にもよくないのでやめましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。