ダイハツのスマートアシスト搭載車でバッテリーを交換したら 14E レーダー停止という警告が出る

ちょっと長いタイトルですみません。これは僕自身が何度か遭遇してしまったのでお伝えします。

ダイハツでスマートアシストブレーキシステムがついている車についての補足になります。いわゆる衝突被害軽減ブレーキと呼ばれるシステムのことです。ダイハツではスマートアシストと呼ばれています。

このスマートアシストシステムが付いているダイハツ車のバッテリー交換をすると

「14E レーダー停止」

このような表示がマルチインフォメーションディスプレイに表示されてしまいます。

新車で電装品をつけるためにバッテリーのマイナスを外して作業することがあったんですが、その後にこのような表示がディスプレイに出てきてびっくりしたんです。慌ててOBDの診断機をつなげて消去させようと思ったけど、故障コードが出てこない。それでもコードを消去させてみてもディスプレイの表示は消えませんでした。

納車が近づいているのに困ったなぁと、ちょっと車を走らせたら消えたんです。一体これは何だったのか?それを詳しく調べてみました。

ダイハツのスマートアシストがついている車にはステアリング中点の初期学習が必要になってきます。これがバッテリーを外したらリセットされるので、学習させないとスマートアシストが使えなくなっているんです。バッテリーを外して

「14E レーダー停止」

と表示される原因はこのステアリング中点の初期学習をしないといけないからです。僕はちょっと走れば消えたので、いつもこの表示が出たら時速40km程度のスピードでその辺を一周します。これで大体表示は消えています。ですが正確なやり方がありますのでお知らせします。


ダイハツの舵角中点初期学習方法

1、IG OFFの状態からIG ON(エンジンを始動する)

2、ステアリングを左右いずれかの方向へ約10度以上操作し、直進位置にもどす

3、Dレンジにして、メーター指示で約時速10km以上まで加速

4、ブレーキを踏み、いったん停車

5、ステアリングをセンターに保った状態で、メーター指示で時速40km以上まで加速

6、時速40km以上に到達後、その状態を5秒以上キープする。

これで舵角中点の初期学習が完了しますので、ディスプレイの

「14E レーダー停止」

という表示は消えていると思います。

あまり難しく考えないで通常走行をしていればこの条件に当てはまってくるので、それでも問題ありません。ですがこの表示が出ているときはスマートアシストの機能は停止しているので注意してください。

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