電装系

エアコン修理のプロセス、蛍光剤を入れる理由とその成分は何か?

梅雨も明けて、真夏到来となりました。毎日のようにエアコン修理が舞い込んできます。

自社でエアコン修理をする会社、そうではない会社は電装屋さんにお願いするため、夏のエアコン修理かき入れ時です。

エアコンの故障って、人間の体感的に訴える故障なので、我慢ができなくなってくる。車検では安く作業を!という人であっても、修理に踏み切る人は多いです。

それほど、近年の夏が異常に暑いという事でもあります。

修理には段階があります。まず最初に確認するのは、コンプレッサーは駆動しているかどうか?

リレーに問題があったり、ガスが入ってなかったり、そもそも電気が来ていなかったり。コンプレッサが動いていないとそもそもエアコンは効きません。

コンプレッサが駆動しているのなら、次に問題になってくるのはガスがどこかから抜けていないか?

冷媒であるエアコンガスが抜けていると、エアコンは効きません。

大体はここから修理がスタートします。

ガス漏れを特定するために入れる蛍光剤とは?

ガスもれを特定するには3つの方法があります。目視。これは見た目で明らかに漏れてるでしょってわかる場合。続いてリークテスタ。テスタを当てて、ガス漏れしていたら検知します。

最後が蛍光剤。

蛍光剤は何か?簡単にいうと、光るガスと考えるとわかりやすいです。

ブラックライトに反応する蛍光剤を封入した、コンプレッサオイルと微量のガスがセットになったもの。

ガスが漏れてきかなくなった車に対して封入します。

結局また漏れて、エアコンが効かなくなるのですが、次回効かなくなった時にブラックライトを当ててリークした箇所を判明させることが目的です。

このように蛍光剤が漏れた個所はブラックライトを当てると緑色に光ります。

この場合はエバポレーターから漏れたのが確認取れますね。

リークテスタではわからないガスリーク箇所を特定するために蛍光剤を入れます。

蛍光剤を入れると、その時はエアコンの効きも復活するので、なかなか合理的な点検方法なんです。

しばらくはエアコンが復活するから、効かなくなったら詳しく診断しますよと。

ただし、蛍光剤を入れていてもエアコンを使ってくれないと駄目ですけどね。

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