多分これって有名なトラブルに入ってきますが、スズキのキャリィ。
DA63T。
どんな症状かというと、ヒーターの風が切り替えできないというもの。
このキャリィの場合は、最大の風しか出ない。
途中にある1段階目と2段階目の風量調整が効かない。風が出ないんです。
こうなってくると、普通に考えて一番怪しいのはヒーターレジスタという部品。
レジスタは文字通り抵抗です。モーターに流す電気に抵抗をかけて、風量を調整しています。
が、このキャリィの場合、風量調整レバーをガチャガチャすると直る時がたまにあります。
出なかった風が、出るようになる。ガチャガチャやってるとまた出なくなる。
そういう場合はレジスタの不良ではないんです。
この風量調整レバーの部分がダメになってることが多い。
ここの接点不良ですね。
応急処置をしても長くは持たないので、交換してしまうことをお勧めします。
とりあえず、症状を試すことができない場合はレジスタとこのスイッチを両方交換ですね。
それで間違いないので。
スイッチは5600円。レジスタは2000円です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。