日産 キューブです。型式はBZ11というものですが、オーディオが壊れたので交換して欲しいと持ち込みがありました。
まずはパネルを外します。
シガーライターの横。パネルの下にビスが2本で固定されている。
パネルを外す前に、灰皿を外す。
あとはパネルはツメではまっているだけなので、手で引っ張って外します。
外したパネルを傷つけないように。
そしてこのような状態です。どうやらこのキューブは3DINとでもいうのでしょうか?1DINスペースが3つあります。
オーディオはビス4本で固定されています。
オーディオを取り外します。
配線を外してオーディオを取り外す。
奥は結構広いですね。
持ち込まれたオーディオ。これに付け替える。
まずはステーに先ほどのオーディオと交換して取り付ける。
そしてここで問題が・・・。当然ながら配線キットがないのです。営業さんに聞いたら自作してなんとかつけてくれという回答・・・。
純正のカプラーは2つ。手に持っているのが今まで使っていたオーディオの配線。
今までのオーディオの配線を切り取る。
資料を元に、車体側の配線のそれぞれを確認する。
もともとのオーディオの配線キットを車から外してそれぞれ印をつける。
持ち込まれたオーディオの配線のギボシのオスとメスを確認しながら、それぞれマーキングした配線のギボシを作っていく。
ということで完成したのが、自家製配線キット(笑)
だけど、時間がかかってしまう・・。
しかし問題が発生。どうも車両側のハーネスには常時電源が来ていないらしい。これはサーキットテスタで確認したから間違いないです。
あれば便利なデジタルテスター。
しょうがないので、常時電源は違うところから繋げることにしました。常時電源をつながないと、オーディオの時計が狂うどころか起動すらしない・・。
取り付けです。
完成です。結局こういう作業って工賃が困りますよね。通常のオーディオ交換よりは工賃をいただかないといけないんだろうけど、だったら配線キットを勧めればいいし、そのほうが安かったら困るからあまり請求もできないし。
えーい。サービスだ!
僕はこんな整備士です(笑)
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
常時電源=バックアップ電源です。
最初そう思って、バックアップ電源の部分を常時電源につないでもオーディオは作動しなかったんです。
サーキットテスタで計測したら、バックアップ電源と記載されている部分は常時電源ではなかったのですよ。