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コンピューターによる整備履歴

本日はコンピューターによる整備履歴というタイトルでお話を進めようと思います。
コンピューターによる整備履歴とはまたハイテクなタイトルですが、これが結構当たり前のようになってきているのが事実です。
昔は整備履歴といえば、まぁ分解整備記録簿を確認するといったことしか出来なかった。
町工場は今でもこれが実情ですが、各ディーラーは違ったりしています。
特に輸入車や高性能車。これは整備履歴がコンピューターに残ったりしています。
一番分かりやすいのが、イグニッションキーにメモリー機能を持たせている。
何か整備をしたら、そこのメモリーへ全て入力されているといったとところ。
一つのディーラーで行った整備では、ディーラーにある顧客情報システムでしか履歴を引き出せないのが今まででした。しかし、このシステムによって、関連ディーラーならいつでもどのような整備を行ってきたかが明確になってしまうということ。
なんでこんなことをしたのかというと、考えられるのは整備の囲い込み。

メーカーから卸された車を販売するディーラーというのは、メーカーの窓口もかねています。
そして、自動車の性能が上がったとはいえ、やはりたまには意外な故障が起こる可能性もある。
こういったとき、きちんと推奨した部品を推奨した時期に適切に交換しているか否か?
これを見極める手段にコンピューターによる整備履歴が使われてくると推測できます。
実際、日産GT-Rなどでは、エンジンオイルは指定のモービル1を使わないと、エンジンが保障期間であってもブローした場合などの保証は対象外にされてしまう。
だけど、キチンと日産ディーラーで交換したという記録をメモリーさせておけば大丈夫。
一昔前は、町工場のフロントマンとディーラーのフロントマンの間にも人情がありました。
おたくの工場できちっと換えていたのであれば、保障にしましょう。といったことですね。
こういった人情な関係が希薄になってしまうんですが、責任を明確にするためにもやはり
整備履歴を残しておくというのがとりあげられているかと。
きちんとディーラーで整備をしていないと、保障が効かない。つまり他所で整備をさせない。
そういった姿勢が目に取るように分かって残念です。
もっと幅広く認証してくれればいいんですが、これからはこういう動きが加速すると予想されます

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