トヨタのWEBサイトを見ていたら、年末に発表になったC+podの説明書が閲覧可能になっていたので、くまなく読んでみました。
実際のC+podの説明書からどんな車なのか?紹介してみます。
まずC+podは軽自動車よりも小さいです。サイズはどの位かというと、長さ2.49、幅1.29m、高さ1.55mとなっています。
現在の軽自動車規格は長さ3.4m、幅1.48m、高さ2mとなっているので、軽自動車規格より一回り位コンパクトです。
当然と言えば当然ですが、2人乗りです。
車両総重量は770kgとなっています。モーターは1RMというモーターを積んでいます。駆動方式はRR。
整備書も公開になっていたので、重要な部分を抜粋して読んでみましたが、搭載されるバッテリーはリチウムイオンでフロア下に配備しています。
正真正銘のトヨタが作った電気自動車です。
C+podのターゲットは法人や自治体です。航続距離は150kmで、価格は165万円から。使い道を考えると、市役所などに設置しておき職員の足がわりに使う。
市役所って町中だと駐車スペースも限られます。自前の電気で充電できるから使い勝手としてはいいかな。
法人であれば、ヤクルトレディとかにおススメですよね。ヤクルトさんって、うちの会社にも来たりしますけど、毎日決まった時間帯に出張で販売に来ます。
自分の車に乗ってくる人も居れば、電気自動車に乗ってくる人もいます。この電気自動車をC+podにするのもアリかもしれない。
大きな荷物は詰めないので、集金とか訪問とかに使えますよね。訪問介護なんかにもベストかもしれません。
ここからはC+podのメンテナンスについて。
タイヤサイズはどの位なのかと調べてみたら、155/70R13でした。空気圧はフロント、リヤともに210kPaです。
EVなので、エンジンオイルの交換はありませんが油脂としてはEVトランスアクスルフルードが使われています。
容量は1.6Lで、トヨタ純正のオートフルードWSが充填されています。後はブレーキフルードでトヨタ純正2500H-AとコンプレッサーオイルはND-OIL11が使われています。
ボンネットの下には補機バッテリーが搭載されています。
基本的に電気自動車なのでリーフなどと同じ。ガソリン車に比べてエンジンのメンテナンスがないため、シンプルです。
充電はフロントのトヨタマークをのパネルをはずすと充電リッドが見えます。200Vで約5時間。100Vで約16時間位充電時間はかかります。
200Vで5時間なら夜間に充電しておけば、少なく見積もっても100km程度は走行できますから。個人での通勤としてもアリかもしれません。
今後トヨタが全個体電池を開発して搭載してくるようになれば、そこから電気自動車は第二フェーズに入ると思います。中国が先に全個体電池を発表してしまいましたが、信頼性やスペックなどはまだ不明です。
もしトヨタの全個体電池が成功すれば、おそらくガソリン車とチェンジになるかと思います。
C+podはその足掛かりになるためのスタート地点ですね。
さあ売れるかどうかは微妙ですけどね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。