ダイハツ ムーヴやタントなどに出ているリコール。カウルルーバー・ブレーキブースター処置について

そこそこ大規模なリコールです。ダイハツのムーヴやタント、スバルでいうとステラなどに出ているリコール。

リコールNo.4471のカウルトップについて。

まずは概要を説明します。

ワイパーの付け根部分にあるカウルルーバーという部品。こちらとダッシュパネルの合わせ部の止水処理が不適切でした。

このまま使うと、雨水がブレーキブースターにたれてしまいます。そしてブレーキブースターにい錆が発生して穴が開いてしまう。

結果、ブレーキの操作力に対し、アシストがきかなくなるため制動距離が延びてしまうというものです。

こちらがワイパーの付け根部分にあるカウルルーバーという部品です。こことダッシュパネルの止水処理がいまいちでエンジンルームに水が入る。

カウルルーバーを外した状態です。

ブレーキフルードのタンクが見えます。この奥にブレーキブースターがあります。これはエンジンルームの負圧を利用して、人間が実際にブレーキペダルを踏み込む力以上に踏力をアシストするものです。

ブースターが錆びて穴があいてしまうと、負圧が漏れてしまいます。そうするとブレーキの倍力装置としての機能を果たさなくなってしまう。昔の車って、ブースターがついてなかったです。

強いブレーキをかけようとすると思いっきりブレーキペダルを踏み込まないといけませんでした。これが今の車には倍力装置であるブースターがついてるので、1の力で踏んでも2の威力でブレーキをきかせることができる仕組みです。

このリコールはブースターの状態を点検します。もし錆などがすでに発生してればブースターを交換。そこまで錆びてなければ錆止めを塗布します。

錆止めはノックスドールを使います。

あとはカウルルーバーのパッキンを対策品にかえて終了。

新しいパッキンです。

このリコールを行う際にダイハツでユーチューブ動画を用意しています。作業過程でクリップを破損する恐れがあるため、動画を確認して作業をしてくださいとなっています。

ユーチューブで注意喚起をするあたり、時代を感じました。

リコールを受けてない人は早めに受けてください。

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