現在僕が住んでいる長野でも毎日のように新型コロナウイルスが猛威を振るっています。もし、僕ら整備の現場で働いている人間に新型コロナに感染したらどうなるか?困ることは何かを三連休に考えてみました。
もちろん新車工場でコロナが発生したら、製造がストップするという危険もあると思います。しかしそれ以外に生活にかかわる整備の部分として、ほかにどんな弊害が出てくるかを考えてみました。
今の時期で一番まずいなと警鐘を鳴らしたいのは、積雪地方のタイヤ交換です。
僕が住んでいる地域でももちろんスタッドレスタイヤがないと生活ができません。このタイヤ交換が一番困ると思います。
と、いうのもスタッドレスタイヤへの履き替えって、いつ混みあうと思いますか?
今までの経験上、一度雪が降った翌日です。最初の雪が積もることはほとんどなく、みんなそれを目安にタイヤ交換に訪れます。
最初に雪が降った翌日、整備工場はタイヤ交換でごった返しになります。早めにタイヤ交換をする人は危機管理がしっかりしている人や山間地に住んでいる人。
平地に住んでいる人のほとんどは、雪が降ったのを目印に来店されます。
タイヤ交換って、1台当たり15分~30分くらいかかる作業です。大きなタイヤやジャッキアップがしにくい車などはもう少しかかることもあります。
一気に来店されると、お店を換気していたとしても密になりがちです。当面の問題としてこれが一番ヤバいと僕は思います。
タイヤ交換もヤバいけど車検だって期日が近ければまずいでしょ?と思う人も居るかもしれません。
車検に関しては、今後感染がどんどん広がれば、国土交通省から車検期間の伸長措置が取られる可能性もあります。
事実コロナで緊急事態宣言が発表になった時は車検期間の伸長措置がとられました。地域によっては再びこの措置が取られるかもしれない。
車検期間の伸長措置がなければ、車検車両を業者に引き取り納車してもらえばいいです。お店に行くとどうしても接触してしまいますが、引き取り納車をしてもらえば、お店に行かなくても大丈夫。
どうしてもコロナが心配ならお店に相談してみるのがいいと思います。その代わり時間は3日くらい開けてもらえれば業者側もうれしいです。
エンジンオイルの交換や、その他軽微な作業については緊急性がない限り後まわしにすることができます。
それでも作業をしてほしい場合はお店に電話してみましょう。
人が密にならない時間帯を教えてもらえれば安心です。混みあう時間帯にお店に行くのは危険ですから。
オートバックスやその他大手カー用品店などを見てみると、タイヤ交換が凄い状態になっています。もちろんみんな待ちの作業です。
もしこの中にコロナの濃厚接触者などがいると、下手したらお店自体が休業せざるを得なくなってしまいます。
それを避けるためにも、タイヤ交換はなるべく早めに、人のいない時間帯を狙っていきましょう。
雪が降ってからお店に駆け込むのは一番ヤバいです。
自分でタイヤ交換ができる人は安心です。新型コロナで一番まずいなと思うのはスタッドレスタイヤへの交換だと思います。
今まさにピークを迎えようとしているタイヤ交換ですが、お店に確認を取りながら密を避けて作業をしてもらってください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。