カローラランクス
型式 NZE121
ファンベルトを交換したのでレポートします。ここでいうファンベルトとはオルタネーターとエアコンを1つで駆動しているベルトです
このランクスに使われているベルトは1本だけ。パワステは電動で、オルタネーターとエアコンを1つの
ベルトで駆動しています
交換はいたって簡単です。
エンジンを真横から見た図です。ファンベルトは(この場合はオルタネーターベルトと言います)
オルタネーターで張りを調整しています。上の12mmのボルトを緩めて下の14mmのボルトを緩める。
そうすると、オルタネーターが左側へ弧を描くようにスライドしてベルトが緩くなりますので
その状態で、取り外します
初めてベルトを交換する人は、どの位の強さでベルトが張られているかをよく触って覚えておきましょう。
特に下のボルトは固いので気をつけて緩めましょう。下のボルトは緩めなくてもベルトは交換できることはできますが、
張りを与えるとき、タイヤレバーを使ってオルタネーターをこじって移動させるんですが、
下のボルトを緩めていないとオルタネーターを結構な力でこじらないと動かないんです。
オルタネーターを保護するという意味合いでも下ボルトは緩めたほうが丁寧です。
ボルトを2本緩めると、オルタネーターが左へ動いてベルトが緩むので、取り外します。
もう少し
新品のベルトをかけます
Vリブドベルトの場合、各プーリーの溝にきちんとはまるようにベルトをかけてください。
1つでも溝がずれているとすぐに切れてしまいます。
ベルトをかける
ベルトをかけたら、タイヤレバーをオルタネーターとエンジンマウントの間に入れて、
てこの原理でオルタネーターを右側へ押しやります。
張りを確認して、OKなら張りながら上のボルトを締めて、そのあと最後に下のボルトを締めます。
張りすぎると各ベアリングによくないし、張りが弱いとベルトなきを起こします。
そのさじ加減が難しいんですが、新品はある程度したら初期なじみでベルトが伸びるので、少し強めに張っておくのがいい。
ベアリングが心配なら、後日また張りを確認して緩んでいる分だけ張りなおしてもOK
ベルトを取り付けて、各ボルトを締めたらエンジンをかけた状態で、
各プーリーの溝にベルトがきちんとはまっているかを確認しましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。