クーラントのエア抜き作業

先日、タイミングベルトを交換しました。タイミングベルトと一緒に交換したのがテンショナーとアイドラーベアリング、そしてカムとクランクのオイルシール。そしてウォーターポンプ。
さらにはサーモスタットとヘッドカバーのパッキンバモスはエンジンがミッドに積んでいるいわゆるMRレイアウトです。
サーモスタットまで交換したら、ヒーターパイプの中のクーラントも全て抜けてしまったのでこりゃエア抜きが大変だなぁと思った。
軽トラックのアクティの同様の整備メニューをこなしたことが何度かあったので、まあ大丈夫かなと思ったらやっぱりエア抜きが上手くいかない。エンジン上部のエア抜き孔よりクーラントは出てきたが、ヒーターパイプからエアが抜けない。

sb-log600-01

ヒートこそしないけれどもヒーターがまったく効いてこなかった。
整備マニュアルはない。一体どういう順序でクーラントのエア抜きをすればいいのかなと
いろいろと試してみた。実際整備の現場ではこういったことが多々あるのです。
マニュアルが無い車のクーラント交換時のエア抜き。水温計とにらめっこしながら作業をするがすぐにヒートしてしまう。さらに水温計がメーターではなくてただの警告灯なので始末が悪い。
普通のFFレイアウトだったらぜんぜん難しくは無い。しかしMRやRRなどラジエターからの距離が長い車はやはりエア抜きが難しい傾向にあります。
結局バモスはあれやこれや悩んで何とかエア抜きに成功しました。エア抜き箇所は3箇所。
それぞれからクーラントが出てきただけでは駄目だった。まったくエアが出ないくらいまでクーラントが出てくるようになったらようやく完了だったということでした。
整備マニュアルがない状態でクーラントの交換をするのはちょっと難しい車が結構ある。
本来ならそういう車は真空引きを行ってやるのが間違いないんだろうなと思います。
それにしても久しぶりに苦戦したエア抜きだった。

こういったツールがあると楽チンです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする