マニュアル車であれば、長く乗ってくると避けて通れないのがクラッチのオーバーホール。
ATとは違い、マニュアル車になるとエンジンからミッションへ力を伝達する途中にクラッチが存在します。
クラッチがあるからエンジンとミッションを走行中でも切り離し、スムーズにシフトチェンジができるようになっています。
クラッチOHはどのくらいで行うべきか?
目次
クラッチOHの時期は!?
クラッチのオーバーホール時期は一体どの程度なのか?
これはドライバーに大きく左右されてきます。プロのトラックドライバーがマニュアル車を運転すると、20万キロを超えてもクラッチが減らないです。ただその前にクラッチディスクのスプリングなどに問題が発生してやむなくオーバーホールを必要になるケースがあります。
マニュアル車に不慣れな人は半クラをつかう時間帯が、慣れている人よりも長くなります。すると、通常10万キロは平気でもつクラッチも5万キロ程度で滑り始めることがあります。
僕が知ってる限り、最短でクラッチを滑らせてしまった人は走行60km程度です。60kmです。10万キロ以上もつクラッチディスクをわずか60kmしか走らないのに滑らせてしまったケースです。
このようにクラッチは使い方次第で100km持たないこともあるし20万キロもつ部品でもあります。
クラッチOH時期は、クラッチが滑り始めてきたら・切れが悪くなったら・クラッチワイヤーの調整しろがなくなったらなどになってきます。
クラッチ交換費用はどのくらい?
クラッチの交換費用はどのくらいか?
クラッチオーバーホールは、クラッチディスク・カバー・レリーズベアリングの3点をセットで交換するのが望ましいです。
軽自動車だと3点セットが大体18000円くらいします。あとはミッション脱着の工数次第になってきます。
縦置きミッションのオーバーホールであれば4万円弱くらいから作業できる車もあります。そうかと思えばエンジンを下ろさないとオーバーホールができない車も結構あるのです。
クラッチ交換費用は3万円〜15万円程度になってきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。