マニュアルで油圧クラッチを使ってる車はクラッチフルードも交換しよう

マニュアル車でクラッチを油圧で動かしている車。軽自動車の多くは機械式ワイヤーでクラッチペダルからミッションのレリーズへ繋がっています。

軽自動車の中にも油圧クラッチを使ってる車もありますが、基本的にそれ以上の排気量になってくるとほとんどが油圧になってきます。

機械式のワイヤーよりも油圧でクラッチを作動させるほうが、踏力に差が出てくる。トラックなどになってくるとさらに倍力装置も使っています。

油圧でクラッチのレリーズを動かしている車は当然フルードが使われていて、それはブレーキフルードと同じものです。

なので当然劣化します。

クラッチフルードの交換は、ブレーキフルードとやり方はほとんど同じ。

ですが、クラッチは当然ミッションとエンジンのつなぎ目に付いています。クラッチレリーズシリンダーはミッションにボルト止めされてる車がほとんど。

クラッチフルードを交換しようにも、ある程度までジャッキアップしないとできません。特にFRなどの縦置きエンジンになると、大変です。

先日180SXのクラッチフルードを交換してきました。どうせジャッキアップしてウマをかけるんだったらということで、ミッションオイルとデフオイルも一緒に交換しちゃうと手間が省けます。

レリーズシリンダーのゴムブーツをめくってみて、そこからフルードが漏れてくるようだとOHしないとダメです。中が錆び錆びになってると、シリンダーをASSYで交換する必要も出てきます。

漏れがなければフルードを交換できます。

ブレーキと同じ。ブリーダーにワンウェイバルブをつける。

あとはクラッチペダルを煽ります。ブレーキペダルと違って、一度ペダルを踏み込むと戻ってきません。

なので手で戻してまた踏みつけるといった繰り返し。

足を使わないで手でやったほうが早いです。

クラッチフルードのタンクはブレーキと共用になってる車もあります。

別々にタンクを備えている車もあります。別々の場合、ブレーキのタンクよりも小さいです。

 

あおって、フルードが減ってきたらスポイトなどで補充するとこぼれにくくていいです。

ブレーキフルードの容器で補充しようとすると、じょうごがないと溢れる可能性大。

そして塗装を剥がしてしまうので、もし塗装面に付着したら水で洗い流しましょう。

量は500ccもいらないと思います。油圧のラインが長い車ほど、たくさん量を使います。

たまにはクラッチフルードを交換するというのもいいですよ。

ブレーキみたいに体感的にカチッとわかるものではないですけど、定期的にフルードを入れ替えることで内部のゴムシールの負担を減らせます。

交換しないでいると、シリンダー内が錆びついて漏れの原因になります。定期的にブレーキやクラッチフルードを交換している車は、カップキットなどの交換は不要なほど液漏れをおこしません。

月日がたったらカップキットやOHキットでゴム類のみを交換するだけで、ピストンやシリンダーはそのまま使えるので結果的にお得です。

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