マニュアル車のクラッチ。クラッチペダルからミッションへの伝達にはワイヤーの機械式と油圧式があります。中には電子制御されてきているものもあります。
機械式のワイヤーを使っていれば、クラッチペダルとミッションは物理的にワイヤーが繋がっています。ペダルを踏めばワイヤーが動いてミッションのレリーズフォークを動かす仕組みです。
油圧式のクラッチだとこれをクラッチフルードで行っています。クラッチペダルにつけられているクラッチマスターシリンダーから油圧を発生させ、レリーズシリンダーへと力を伝える。
レリーズシリンダーですが、この交換時期について。
クラッチのレリーズシリンダー交換時期はどのくらいか?これはブレーキと同じで、フルードが外部へ漏れ出してきたらカップキットを交換するOH作業ができます。
クラッチフルードはブレーキフルードと同じものを使ってるので、フルードは2年ごとに交換を推奨されています。
内部のインナーキットについては4年ごとにOHするというのがメーカー指定。なので、クラッチレリーズシリンダーの交換時期は外部へフルードが漏れ出したら。オーバーホールは4年ごと。
ということになります。
レリーズシリンダーの交換費用はどのくらいか?写真のようにずっとフルードを交換されていないと内部がさび付いてしまいます。すると、内部のカップキットを交換してもすぐにフルードが漏れてくる。
こうなったら交換が必要です。
カップキットの値段はそんなに高くないんですが、レリーズシリンダーごとの交換になると値段が若干かさんできます。車によってはレリーズシリンダーがミッションの内部に入ってしまってる車もあります。
こういう車はミッションを下ろさないと交換ができません。
クラッチレリーズシリンダーの交換費用はオーバーホールなら5000円位からミッション内部に組み込まれてるパワーシリンダータイプだと10万円程度はかかってきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。