アコードに乗ってる人が、煙が出て車が動かなくなったということで、レッカーされてきました。
いろいろ謎が多くて、レッカー業者さんが置いて行ったんですが、まずエンジンがかかりませんでした。
見てみたら、オルタネーターは交換されている模様です。
とりあえずオイルが入ってることを確認して、ブースターを繋いでクランキングすると、エンジンはすんなりかかりました。
ケーブルを外してもアイドリングが持続するので、これはバッテリーが上がってしまっただけなのかなと。
煙が出て動かなくなった。ということで、それはどう言うことだろうと思ったら、マニュアル車でした。
もしやと思ったら、クラッチが滑っています。
これかと思って、OHする運びになりました。
アコードは4WDの場合クラッチOHが8.5時間となっています。
下にメンバーが鎮座しているため、エンジンをとミッションをメンバーごと下すのがいいんじゃないかなと。
しかし、エンジンスタンドが他の作業で使われていたため、ハンガーで吊り上げてのOHとなりました。
そもそもアコードという車を聞くと、マニュアルという想像ができなくなってきてしまっているのが悲しいですね。
レリーズです。
エンジンハンガーでエンジンを吊っています。
クラッチを外してみると、ずるずるです。
距離はまだ6万キロくらいなんですけどね。ドライバーさんも40代です。
ちょっと早い気がします。
あとは組み付けていくだけです。
作業指数が8.5時間なので、部品と工賃などを合わせていくと12万円くらいになりそうです。
クラッチは使い方で寿命が大幅に変わります。
油圧クラッチの場合は、車検ごとにブレーキフルードと同じタイミングでクラッチもフルード交換することをお勧めします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。