日産セフィーロ
型式 PA32
走行中、エンジンが止まってしまったという。
もうエンジンをかけることもできないというので取りに行きました。
セフィーロ。
現場に行ってみると、どうもバッテリーあがりでセルが回らないようだったので、
もっていったブースターでエンジンをかけてみたらかかった。
しかし、車に乗り込んでみると異常が確認できました。メーターランプが異様に暗い。
これは明らかにオルタネーターが壊れている。チャージランプは点いていなかった。
とりあえず工場まで自走で頑張ってみたが、途中の交差点で止まってしまった。
もう一度ブースターでつないで、できる限りバッテリーに電気を供給した後なんとか工場へ。
エンジンはVQエンジンを横置きにしてあるタイプです。オルタネーターは左手前にあります。
整備指数ではオルタネーターの脱着は1,6時間となっている。
あがってしまったバッテリーを外して充電しながら、オルタネーターの取り外しにかかりました。
まずはベルトを外す
続いてオルタネーターのB端子やカプラーを外す
が、カプラーが何をやっても外れない。どうしてだろう
オルタネーターのステーも外す。
オルタネーターの下側の14mmはエアコンのコンプレッサーを外さないとネジを回せない
エアコンのコンプレッサーを外す。14mmを4本でとまっています
これでオルタネーターの下のネジが外せる
しかもよりにもよって内側からボルトは刺さっているのです
オルタネーターを外して分解してみるとその原因が判明しました
じゃーん
なんと中身が焼け爛れている。
原因は一つ。レギュレーターが壊れて、過充電を引き起こして溶けちゃったと。
結局カプラーも抜けなかったんです。中で溶けていたから外れなかった。
この配線は部品ででるから助かった
待望のオルタネーターの配線。あとはリビルトを組むだけ
リビルトは安いです。
ベルトも亀裂が入ってきていたので交換しました。
セフィーロのオルタネーター交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。