もはや時の車となってしまったカローラクロス。
欲しくてもオーダーストップがかかっており、買えない車です。
そんなある意味希少車になったカローラクロスのハイブリッド、4WDが入庫しました。
エンジンオイルとオイルフィルター交換のご用命です。
この車はカローラクロスの中でも希少なハイブリッドの4WD。
走行距離は1万キロほど使われていました。
まあまあ結構なペースで乗っています。1年まだ経過していませんけど。
カローラクロスはエンジンにアンダーカバーがついているので、メンテナンスカバーのみを外します。
するとこのようにオイルパンとオイルフィルターが見えてきます。
オイルパンはアルミではなくて鉄製なのが逆にうれしいですね。アルミのオイルパンはネジ山を駄目にしやすいので、正直いろいろな人が整備することを考えれば敬遠したいところです。
14mmのドレンボルトを外してオイルを排出。
フィルターも外します。64mmのカップレンチでOKです。
下に何もないので、フィルターを外した際に排出されるオイルがあちこちにつかなくてうれしいですね。
ちなみに中身だけを交換するフィルターではないので、こちらも作業性は良好。
オイルフィルターの取り付け面を奇麗に清掃します。
新品のオイルフィルターを装着して、ドレンパッキンを交換。
ドレンボルトも締め付けます。
ここでカローラクロスの下廻りをじっくりみてみます。
リヤの真下からのぞいてみました。
マフラーが大きいですね。
リヤサスペンションはウィッシュボーンですね。
電動パーキングブレーキも採用してるのがわかります。
調べてみたら、ハイブリッドの4WDであるE-Fourのみウィッシュボーンになっているようです。
他は車軸式のトーションビームを採用しているみたいです。
長野のような降雪地帯は4WDのほうが安心感があります。
フロアパネルは意外とシンプルです。
ハイブリッドケーブルがのびてますね。ハイブリッドケーブルって、オレンジに統一だ!とされたはずなのに、エンジンルームのそれはオレンジじゃなくなったりしてませんか?
オイルは0W-20をチョイス。
昔はこれでも低粘度だなぁと思っていましたが、今では0W-16と0W-8が存在しますからね。
凄い時代です。次は0W-5でも出てくるんでしょうか?
新油を充填。
オイルとフィルター同時交換で4.2L。オイルのみだと3.9L。
ちなみにここの所のトヨタ車、バッテリーが特徴的です。
外国車で採用されている、下で固定するタイプに変わっています。
今まではバッテリーの上部をステーで固定していました。
バッテリーも高そうですよね。
カローラクロス、希少車になってしまったので大事に乗ってください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。