スズキ キャリー
型式 DA63T
クラッチスイッチ交換
クラッチスイッチっていうのは、マニュアル車がエンジンをかけるときにセルモーターを回すために必要なスイッチの1つ。
今のマニュアル車って、クラッチを踏みこまないとセルモーターが回らない安全装置がついています。
エンジンがかからないということで、セルモーターがまわらない。
という時に点検すべきスイッチの1つ。
このキャリーの場合、クラッチを踏み直すとセルモーターが回ったので交換することに。
クラッチスイッチは大体クラッチペダルの上についています。
物理的にクラッチペダルを踏み込むとスイッチをON、OFFさせる仕組みです。
交換は簡単です。カプラーを外して14mmで緩めていく
ある程度まで緩めれば手で回ります
クラッチスイッチはある程度の調整幅があります。どの程度の部分にネジがあったかを覚えておく
工具は14mmのスパナだけでOK
外した図
新品に付け替えます
新品のスイッチに回り止めのナットを移植します
新品を装着
取り付け終了。テストします。
このキャリーの場合、クラッチスイッチを深く締めれば締めるほど、クラッチを少し踏み込んだだけで
セルモーターが回るようになりました。
理想はクラッチをきちんと切っている時にセルが回るようにすること。
じゃないと安全装置の意味がない。
ですが、今回はあまり踏み込まない人らしいので、ちょっと踏み込んだらセルが回るようにしておきました。
キャリー DA63Tのクラッチスイッチ交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。