愛車と写真

本日は愛車と写真というタイトルでお送りします。
愛車と写真って撮ったことありますか?
僕は自分と愛車の写真は殆ど撮ったことはありません。
こんなサイトをやっているので愛車の写真は今でこそたくさんありますけど…
愛車と写真ということで考えさせられる出来事が昔ありました。
確かオペルだったと思います。オーナーはかなり愛着があって可愛がっていました。
結構うちの工場にも入ってきたんですよ。しかしある日タイミングベルトが切れてバルブクラッシュを起こしたのか、オーバーヒートでヘッドが歪んでしまったのか覚えていませんが、とにかくヘッドを下ろして腰上のオーバーホールをしないといけない故障が発生したんですよ。
見積もりを出すとかなりの金額で、走行距離も伸びてきたし、他も痛んでくるかもしれないということで廃車の道をたどることに。

翌日オーナーが車の中の荷物を取りにくる予定でした。やってきたオーナーはスーツ姿。会社だったのかな?
と思いきや、見つめていると、おもむろにカメラを取り出して、フロントの先輩に
「私と車の写真を撮って下さい」
と一言。この光景を目の当たりにした僕は何とも感慨深いものがありました。
聞くところによると新車から大切に載っていたそうで、今日スーツできたのは車と写真を撮るためとのことでした。
オーナーはよくよく考えたら会社をすでに勤めあげた方。会社帰りのはずではなかった。
この出来事をきっかけに廃車にする車を引き上げに行く際にはオーナーに写真などはどうかを雰囲気的に聞くようにさたりしています。
今まで働いてきた愛車とのツーショット。チョッピリ切ないけれど大切な一枚になると思います。
皆さんもたまには愛車と写真なんかいかがですか?

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