Categories: 電装系

車の原始的な部位

車を構成するパーツでいろいろな進化を遂げているのに、劇的な進化をしないパーツがあります。

その役割はとても大切で、それがないとある環境では車を運転できなくなるもの。

なんだと思いますか?

それはワイパー機構です。作動自体はスイッチによる可変抵抗を駆使して、

速さやモードを調整することができますが、ゴムのブレードで窓の水をはく様は旧態依然としています。

しかしこのワイパーはメーカー独自のリフィル「ゴム」を採用しているケースが殆どで、

アフターメーカー泣かせの部品ともいえます。ホンダのトゥデイのゴムやトヨタエスティマのゴム。

外車は切って長さを整えたり様々。

構造はスイッチをいれるとモーターが動き、リンクロットを介してアームを動かします。

リンクロットはジョイント式で、たまに抜けてしまうこともあります。

リンクロットを交換するには車種によってはインパネを外さないといけない場合もあります。

ワイパーは原始的な部品ですが、大雨が降った時に動かないと視界不良で車をまともに走らせられません。

経験談ですが大雪の日に無理やりワイパーでフロントガラスの雪をどかしたら

ワイパーモーターに負担がかかって動かなくなってしまい、とても危険な目にあったことがあります。

あれ以来発進する前に屋根の雪は落とすようになりました。
このようになくてはならないワイパー機構。最近は進化を見せて、ブレードが昔の関節しきのブレードでなく、

リーフスプリングのような形式になってきています。

ジョイント式のものより確実にガラスに全面が密着するメリットを持っています。

しかし最終的に窓の水滴をかくのはやはりゴムなのでした

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