クーラントというものは、現在の新型エンジンにはスーパークーラントというものが使われているものがあります。
スーパークーラントは20万キロ、11年使用OKというスペックですが、その他のLLCは基本的に2年をめどに交換しないと防錆効果がなくなりエンジンの中が錆び錆びになってしまいます。
カプチーノのラジエターホース交換とLLC交換です。
まずはフロントをジャッキアップして、ウマをかけておこう!
そして、赤丸のところからホースがのびています。
これがラジエターのドレーンコックです。
今回はラジエターホースをアッパーロアともに交換になるのでアンダーカバーを先に外してしまいます。
LLCだけの交換なら、アンダーカバーは外さなくてOK。
はずしたアンダーカバー
10mmのボルト数本でとまっております。
下にバケツをセットしておいて、
ラジエターの下部にあるドレーンコックをひねってLLCを抜きます。
エンジンは冷えている状態にやりましょう
コックを緩めたらラジエターキャップを外すと勢いよくLLCが排出されます。
一緒に交換してしまうのもいいかもしれない
大体全部抜けたら早速ホースの交換!
アッパー、ロア合計で2000円くらい。
社外の高いホースを入れるのもいいけど純正でもいいので交換しておきましょう。さすがにこの年代になるとあらゆるホース類は交換していったほうがベスト
大体10万キロ、10年を目安。
サブタンクの中のLLCも入れ替えましょう。
これは蓋を取って上に引っ張れば外れます。樹脂製のタンクなのでこれも交換するのがベストかな。
クリップでとまっている、整流のパネルも外しておきましょう。邪魔になるからね。
まずはアッパーから外しますか。サーモスタットハウジングにつながっているラジエターホースのバンドをプライヤーでつかんでホースの内側まで外します。
で、フリーになったホースを捻りながら引っこ抜きましょう。
アッパーホースのラジエター接続部分はちょうどこのフレームの下。
これはラジオペンチなどでバンドを外してホースを引っこ抜きます。
続いてロアホースを外します。まずはラジエター接続部分
これまたプライヤーでバンドを外して、ホースをネジネジして外します。
ホースは固着しているけどねじねじすれば取れるようになります。
ロア側はLLCが若干漏れてくるので気をつけてね。
ロアのエンジンの接続部分も外します。
これもやりづらいところにあるんだよね。
ホースを外したら、アッパーホースに社外の水温計をつけていたので、水温計のセンサージョイントをを付け替えます。
あとはホースを元通りに組み付けます。
ホースが入りづらい時は、潤滑剤をつけて組み付けると簡単にはまります。
最後にLLCを規定の濃度で割って入れる。
もしスーパークーラントに入れ替える場合は、全量入れ替えること。
エア抜きをして完了。
エア抜きは、ヒーターを全開の位置に入れておいて、ヒーターコアまでLLCが回るようにしておきます。
で、大体電動ファンがまわるくらいまではきちっとエア抜きをすること。
ヒーターがちゃんときくかどうかもチェックしてね。
カプチーノはそんなにエア抜きは難しくないです。
そしてエンジンがさめて、サブタンクのLLCの量を確認して、水漏れをチェックして完了。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。