スズキ カプチーノ
EA11Rのフロントブレーキパッド交換をレポートしたいと思います。
まずは、ブレーキパッドを交換する前に、ブレーキリザーバータンクより少しブレーキオイルを吸いだしておきます。
ブレーキオイルが規定以上の量入っていると、ブレーキパッド交換時にピストンを戻す時
タンクからブレーキオイルが漏れることを防ぐためです。
今回用意したブレーキパッドはNTB製。ネットで一番安く買えたブレーキパッドを試しました。
カプチーノのものはMHOショップで購入が可能です。
まずは14mmのブレーキキャリパーのネジを外します
ネジをはずしたら、キャリパーを持ち上げます。
ちょっと固い。
ブレーキパッドをブレーキキャリパーのブラケットから取り外します。マイナスドライバーでこじって外します。
オススメはワコーズのブレーキプロテクター
シムをつけたら、パッドグリスをシムにも塗布。ここにブレーキキャリパーが接触する。
内側につけるブレーキパッドには、残量インジケーターがついているパッドを取り付ける。
一般的にタイヤの隙間から残量が把握できない内側には、パッドが減ってくるとインジケーターがローターと接触して
キーキー音を出して、パッドの減りを知らせるという寸法です。
パッドを交換したら、ブレーキキャリパーのピストンを戻す。ウォーターポンププライヤーの大きいのを使って、ぐぐーっと挟み込むと、出っ張ったピストンが徐々にキャリパーの中へ戻ってく。
こういった工具もあります
この時ブレーキオイルが逆流してタンクへ戻っていく。溢れないように最初にオイルを抜いておいたということです。
もしピストンを戻しているさなかに、ブレーキオイルがピストンシールから漏れてきたら
キャリパーをOHしないといけません。
ピストンを完全に戻さないと、キャリパーが規定の場所にもどらない。
キャリパーを戻したら、
最後にまた14mmのネジを締めればブレーキパッドの交換は終了。
折角だからエンドレス性に交換するのはどうでしょう?
タイヤをつけて、反対側のブレーキも交換。
両輪交換したら、はじめにブレーキペダルを何回かポンピングする。ピストンを戻した分だけ、
ペダルがふわふわになっているので、
ブレーキペダルがカチッとふみ応えが出るまで踏み続ける。
ペダルのあたりが出たらブレーキオイルの量をきちんとMAXまで調整しておく。足りない分は補充。
これらが終わったらブレーキパッドの交換は終わりです。
ちなみに最初はブレーキローターとのあたりがでていないので、驚くほどブレーキが利かない印象だと思います。
しばらく走ると当たりがつくので、ブレーキが元のききに戻ります。
以上カプチーノのフロントブレーキパッド交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。