車にとって一番の大敵っていうのは錆なんだと思います。バンパーなんかの樹脂製パーツは問題ないけど、車って構成部品の多くが金属です。
雪が降る地域だと融雪剤として塩カルを撒きます。それが車の錆を加速させる。
塩害っていうのは百害あって一理なしで、その影響はブレーキにまで及んできます。
ブレーキ周りが錆びてくると、引きずったり、固着したり。
ローターとの接触面が錆び過ぎていれば制動力も落ちます。
ブレーキのオーバーホール頻度は、塩害がすごい地域の方が高いです。
その中でもスライドピンの固着が厄介で、必要に応じてブラケットも交換しないといけなくなります。
ブレーキキャリパーブラケットっていうのは、キャリパーとナックルを接続する部分にあたり、その内部をスライドピンによってキャリパーが動きます。
スライドピンが固着するとブレーキが甘くなったり、インナーとアウターのパッドの減り方が偏ったりします。
雪がさほど降らない地域なら、こんな部品はなかなか交換しません。
車にとって塩害っていうのは、相当過酷な状況になっています。
特にスキーやスノーボードなどに行った後、下回りを洗浄した方がいいっていうのは、塩カルを落とすためですね。
新車時に強力なノックスドールを塗布しておけば、錆はかなり抑えることが可能です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。