トヨタ

bZ4X、潜在性能を解放で大幅バージョンアップ!それでも厳しい理由とは

鳴物入りでデビューしたトヨタの純電気自動車bZ4X、スバルのソルテラと兄弟車ですが、その船出は前途多難でした。

忘れもしない2022年の箱根駅伝で先導車としてデビューを果たしました。

トヨタが作る本気の電気自動車として期待を寄せていた人も多かったと思います。僕もその一人でしたが、出てきたものは期待値を残念ながら下回るものでした。

走行用バッテリーの保証や性能の担保についても、当初の目標を下回っており、そのあと原因不明のホイールボルトが緩むということでリコール。

ようやく問題が解決したと思ったら、中国や韓国の電気自動車群に随分と差をつけられてしまった印象があります。

しかし、ここでbZ4Xがバージョンアップをするということで、内容がいいんです。

最初からこうやって出してこいよと。

bZ4Xの急速充電は1日2回縛り

最初にbZ4Xをがっかりさせたのが、急速充電は1日2回縛りでした。

電気自動車って、急速充電をするとバッテリーを酷使してしまいます。bZ4Xはそのため、プログラムで急速充電は1日2回までと制御していました。

すると、長距離を走らないといけないユーザーは、自ずと到達できる距離が見えるわけです。2回の急速充電以上の走行距離をこの車で行くことはできないと。

バッテリー保護の観念があるとはいえ、そこはユーザー側に委ねないとただの縛りでしかありません。

これをアップデートでなしにするのです。

バッテリーの消耗は激しくなっても、ガンガンbZ4Xを使いたい人は朗報です。

そして、メーター上の航続距離を改善します。

簡単に説明すると、bZ4Xはかなりマージンをとった制御をしていました。走行可能距離が0kmになったとしても、実は走れるんです。

やはり電欠を嫌っての制御でしょうね。ここのマージン部分が他社の電気自動車よりも多く取りすぎていたんです。

それを他社と同じくらいにすると。

今までは見えない安心が潜んでいたわけですが、それを見えるように表示することで、後続可能距離が伸びます。

しかし、ちゃんとその後続可能距離を見ていないとマージンはとってないので、電欠になりますよと。

これもユーザー側に任せたということですね。

そしてバッテリー残量をパーセント表示してくれると。

スマホ全盛の今の時代、バッテリー表示はパーセントで表してくれると分かりやすいですからね。

このアップデートですが、一部車種のリコールのようにOTAと呼ばれる、コネクテッドを利用して自宅でできるかというとそうではないようでディーラーへいかないといけません。

とはいえ、bZ4Xの潜在能力を解放してくれるアップデートなので、これはやったほうがいいでしょう。

もっとどんどん進化しないと中国と韓国に置いて行かれてしまいます。

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