6月23日にbZ4Xとソルテラにリコールが出ました。
その内容があまりにも考えさせられるもので、ちょっとびっくりしたんです。
内容は平たく言うと、タイヤのネジが走行中に緩んでしまうというものです。
タイヤのネジが緩む?そんなリコールってほとんど聞きません。トラックのタイヤがJIS規格からISO規格に変わって緩むとかそういう話じゃないです。
bZ4Xは外国車に採用されているハブボルト方式です。
接続面が少なくなるので剛性が高くなります。それでいて緩む?
タイヤのネジが緩むのなら、考えられる対策は簡単です。
そこを構成する部品を交換するしかないわけです。具体的にはハブボルトとホイールですよね?
しかし、bZ4Xとソルテラのリコールは発表から3ヶ月弱もの間、進捗がありませんでした。
結局ホイールとハブボルトの交換へ
ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩むことがある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある
国土交通省HPより引用
そして、3ヶ月も原因究明から、導き出された対策方法は?
全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換する。
また、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換する。国土交通省HPより引用
これが3ヶ月かかった結果のようです。
いろいろな検証をしたんでしょうけど、結局はハブボルトとホイールの交換。
うーん、これはいろいろな意味で大丈夫か?と。
ちなみにカーテンエアバッグも追加で対策になりました。トヨタの鳴り物入りでデビューした電気自動車のbZ4X。
最初からイメージがパッとしないばかりか、後先が不安な車になってしまいました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。