部品の欠品が厄介なケース

自動車メーカーは、新車を製造中止させた後8年間は部品を供給しなければいけない決まりに
なっていると聞いたことがあります。
つまり、製造中止された車は8年はどんな部品でもとりあえず注文してくれれば作りますよ。と。
でも8年を超えたら部品は作りませんよということになってくる。
そうなってくると、市場に出回っている分しか部品はなくなってくる。これが部品の欠品というものを
生んでしまう原因になる。
旧車オーナーの頭痛の種がこの部品の欠品というものだろう。ちなみに、僕が乗っているカプチーノも
すでに部品の欠品がでている。それはミッション内部の部品がそうである。

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先日修理をしていた日産ラルゴもそうだ。ウォーターホースからの水漏れが発覚してしまったので、
交換しようと部品を全て手配した。しかし、あるホースはすでに製造中止ということで手に入らなかった。
なので、似たようなホースを流用して修理をした。
20年前のマツダのボンゴのトラックを車検で預かったときもそうだった。さすがに20年前の車。
いろいろと痛んでいた。走行距離も20万キロを越えていた。
受け入れでウォーターポンプからの怒涛の水漏れが発覚したのでタイミングベルト一式を交換することに。
ここで、分解していたら問題が発生。タイミングベルトカバーとクランクプーリーが干渉していた。
トーショナルダンパというねじれ防止のダンパーをクランクプーリーが使っていたので、クランクシャフトプーリーと
ベルトカバーを新品にしようと発注したところ、クランクシャフトプーリーは製造中止となっていた。
この時点でクランクプーリーをうまく外せずに亀裂でも入れてしまったら、完となってしまう。
作業を慎重にやりながら、とりあえず水漏れは治すことができた。

部品が出ないから廃車にしないといけなかった車もあった。フロントガラスが割れて、部品が出ないし
中古もなかったため廃車になった。願わくは8年とは言わずもっと長い間部品を供給してくれれば
いいなぁと思った。
部品の欠品は怖いものです。

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