ディスクブレーキの部品の1つ。ブレーキローター。このブレーキローターの交換時期はどんなものなのか?
ブレーキローターはハブに取り付けられています。ハブが回転するとローターも同じように回転する。そのブレーキローターをブレーキパッドが押さえつけて制動力を得る。
国産車はブレーキローターとブレーキパッドの材質差からか、ブレーキパッドが主に減るように設計されています。対して外国車はブレーキローターもブレーキパッドと同じように減ります。
外車の方がブレーキローターは酷使されていきます。
ブレーキローターの交換時期はどのくらいか?ブレーキローターには使用限度値があります。ブレーキローターの側面に書いてあることがあります。
その厚みを切ってしまったら交換が必要になります。
ブレーキローターには強い力が加わるので、一定以上の厚みがないと割れてしまうことがあるためです。
ブレーキローターに交換が必要なケースとして錆びによるものもあります。
このブレーキローターは錆びで交換しないとだめな状態です。実にブレーキローターが4分の1程度の面積しかブレーキパッドと接触していないのがわかります。
ブレーキローターの交換時期は厚みが限度を切ったら。必要以上に錆付いていたらです。
ブレーキローターの交換費用はどの程度かかるか?
ブレーキローターを交換するには、そのほとんどがブレーキキャリパーをナックルから外す必要があります。一部の軽自動車などはアウター側のブレーキパッドを外せば、ブレーキローターが外せるタイプもあります。
ブレーキローターは高額な部品で、安いものなら1枚5000円代からありますが、大体1万円以上する物が多いです。乗用車でインドラム方式のサイドブレーキを採用してるタイプはもっと高い。
ブレーキローターの交換費用を算出すると、2万円〜10万円程度になってきます。これはフロントのみ・リヤのみの価格です。4輪全て交換するとなると価格はその2倍になります。
ブレーキローターですが、表面が錆付いてしまったとしても修正研磨をすることができます。もちろん削ったあとの摩耗限度値を考慮してですけど。
錆付いたブレーキローターの表面をブレーキ屋さんに研磨してもらうことができます。1枚あたり4000円ほどで修正研磨をしてもらえます。
ベンチレートタイプのブレーキローターは厚みが薄いので、研磨できない場合が多いです。
ブレーキを踏んでいる時に、ブレーキペダルにキックバックが感じるときなど、ブレーキローターが波打ってるので修正研磨をしてもらうとなおります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。