壊れたサーモスタット・ヒーターが効かない

お客さんの車で、走っているとヒーターがきかなくなってくる

っていうんで、修理に預かることになりました。ヴィヴィオ。これが本日の獲物です

ヒーターが利かないという要素はいくつかあります。

まずは単純に

冷却水が入っていない

冷却水の通路にエアが混入している

ヒーターレバーが固着している

サーモスタットが不良でオーバークール状態になっている

などなどです

ヴィヴィオを預かる際にチェックをしました。

ラジエターキャップを開けて、冷却水が入っているかどうかをチェック。よし。
エアの混入は工場に帰ってからにしよう。
ヒーターレバーは操作してみたけどよさそう。

となると、サーモスタット不良か、エアが混入しているかのどっちかになりそうです。

駐車場で暖気をして、ヒーターがきくかチェック。

ヒーターが利いてきた。これはエアは混入していなそう。
サーモスタットが不良なのかな?

と思い、工場に向けて走行しだすと

原因は一発でした。

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普通に走っているだけなのに、水温計がどんどんと下がっていきます。

まさにオーバークール状態だ。これはサーモスタットが開きっぱなしになっている症状そのもの。

と、言うことで工場についてビビオのサーモスタットを部品屋に注文。
そして、エンジンを冷やし、サーモスタットを取り外すとびっくり

brake-thermo1
ヴィヴィオのサーモスタットは、ラジエターのアッパーホースのエンジン側についています。

ラジエターのドレンより、冷却水を抜きます。
そしてアッパーホースを外してサーモスタットハウジングを取り外します。

brake-thermo2
サーモスタット出現。何かへんじゃない?

brake-thermo3
なんと完全にぶっ壊れているサーモスタット。

こんなにひどいサーモスタットを見たのは初めてですよ

下が正常なサーモスタットね

完全にぶっ壊れていましたね(笑

サーモスタットを交換して、エア抜きをして症状を確認したら見事になおっていました。

サーモスタットも定期的に交換しないとだめだってことを認識した整備でした。

早めに気づいてよかったよ。

このかけらがエンジンの中にはいってしまったら、
エンジンが壊れちゃうからね。

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