青い線がめがねレンチの出発点。青い線から90度メガネを動かしています。
MHOは角度で締め付けるようにしています。
手の感覚+角度。
別に90度じゃなくてもいいんですよ。メガネを振りかざす位置だけ覚えておけば。
それがキャリパーに対して水平だろうが垂直だろうが。
またメガネを同じ位置まで締めてやる。
こうすることによっていくら渋いブリーダーであっても
締め付ける位置が変らなくなってくるので
フルード漏れを極力防ぐことが可能になります。
ブレーキフルードの交換は
ブリーダーを緩めるために
めがねレンチをかけ始める、その位置を覚えて
最後に同じ場所まで締め付ける
これがMHOのコツ。
レンタカーやリース車というのはめちゃくちゃ走行距離がかさみます。
めちゃくちゃ錆びます。そういった車両は、ブリーダを締める感覚が
一般のソレとはちがうんですよ。なので、ブリーダーを換えないのであれば
この方法を取り入れたほうが無難です。
そしてもう一つ。
ブレーキフルードを交換したなら、必ず最後に何度も何度もペダルをあおって
フルード漏れを確認する。
これがもっとも重要なことですね。
自信満々な後輩が、ホイールシリンダーを交換して作業を終了を報告してきた。
でもMHOは中間検査で没にした。
フルードが漏れていた。
気のおける後輩だろうが、必ず口を酸っぱくして繰り返す。
「ブレーキは人の命がかかってくる車でもっとも大切な部分だ。自信満々でも必ず最終確認しろ」
と。これはMHOが工場に入ったとき先輩から、もう何度も何度も聞かされてきた言葉。
ブレーキフルードの交換は慎重に行ってくださいね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。