定期交換部品ってあるでしょう?
それが部品ではなくても、オイル類だったり
クーラントだったりと。
で、今回はブレーキオイルの話なんですけどね、
まずはコレを見てください
毎年2年ごとに定期的に交換していれば、
ここまでは茶色くならないはずですね。
まぁブレーキオイルは2人で交換するか、きちんとしたツールがないと
なかなか一人ではできない作業なので、サボりがちですよね。
でもブレーキオイルというものは、ほとんどが循環されないで使われています。
ブレーキはパスカルの法則で油圧を保っているんですが、
一番過酷なのは、ブレーキキャリパーやブレーキドラムのシリンダーの中の
フルード。
当然ここは熱がこもります。
それなのにずっと使われていくために、どんどん劣化していきます。
ブレーキオイルは水に溶けてしまう性質がありますので、
空気中の水分もすってしまいます。
そうなると沸点が下がってしまって、ベーパーロックが起こりやすくなるので、
ブレーキフルードを交換していない車で山道を走るのは危険なのです。
特に峠道の多い地域に住んでいる人は確実に
ブレーキオイルを交換してね。
ブレーキフルードの色が2層に分かれているでしょう?
これは後から新油を足したためですね。
新しいフルードは、色が透明です。
劣化したブレーキフルードとはなかなか混ざり合わないために
こんな断層チックなりザーバータンクになっているのです。
フルードを安易に足してしまうと、ブレーキの警告灯が
点灯しなくなって、
ブレーキパッドの残りがわからなくなるので危険ですよ。
ブレーキフルードの量は、ブレーキパッドを新品に換えたときに
規定の位置にあわせましょう。
このブリーダーがあれば1人でも簡単にブレーキオイルの交換ができますよ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。