よく質問にあがることなんですが、バッテリーの交換ってどうやればいいの?というもの。
バッテリー交換については、詳しくHPで解説してあるページをつくってあるので、そちらを参照にしていただくとして、
びっくりしたのが、
「ブースターケーブルってどうやってつなぐんですか?」
というお客さんの質問を冬に結構受けることがあるということ。ブースターのつなぎ方が分からない?と、突っ込みをいれたくなるけれど、車業界に携わっていなくて尚且つバッテリーを
上げた経験のない人はブースターケーブルをつないだことすらないのかもしれない。
ブースターケーブルは単純に言えば、極性を間違えなければなんとかなってしまうもの。
車同士のバッテリーを並列につなぐというイメージである。しかし気をつけないといけないのが、
つなぎ方と順序だ。よく車のバッテリーのプラス同士・マイナス同士をつないでかける人がいる。
これはまあ回路として一応成立しているので、エンジンがかかるようにはなる。しかしコレはタブーだ。
バッテリーからは水素ガスが出ていることがあり、ブースターケーブル接続時に火花が立ち、水素ガスに引火することをおそれるため、バッテリーの極性同士をつなぐのは本来は危険でいけない。
赤いケーブルを救援車のプラスにつなぐ。反対側をバッテリー上がりの車のバッテリープラスにつなぐ。
そして、次に黒いケーブルを救援車のバッテリーマイナス端子につなぐ。反対側をバッテリー上がりの車のバッテリーから離れたエンジンのシリンダーブロックなどの金属部分につなぐ。
これで救援車のエンジン回転数を上げた状態で、エンジンを始動してみる。
これが一応のブースターケーブルの安全なつなぎ方だ。最後に接続するエンジンの金属部分の選定も難しい。
まずはバッテリーから離れていること。そして、余計な補記類がついていないこと。配線やセンサーも近くにない場所がいい。エンジンをチェーンブロックで持ち上げる際にフックをかける部分などがあるはずなのでそこにかませてみてはいかがでしょうか?
接続方法は分からないと困ってしまいますが、それ以前に困るのがブースターケーブルを持っていないこと。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。