R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発という本が面白い

僕が好きな車漫画のベスト3に湾岸ミッドナイトという漫画があります。もはや有名すぎて紹介するまでもない漫画です。

湾岸ミッドナイトを描いてる方が楠みちはる先生。大人になると、この楠ワールドな車漫画が胸にグッとくるのです。

最近読んでいるのが、楠先生の首都高SPLという漫画です。

CRS代表工藤チューナーのヒューマンドラマが見事に描かれてるものなのですが、この首都高SPLという漫画に出てきたのがこの本。

漫画ではグループAの開発車両を余すとこなく記載されている技術書。という感じで紹介されていて、いてもたってもいられず買ってみました。

グランプリ出版って、車関係の良書が多く、僕も何冊かもってます。が、この本はまだ読んだことがなかった。

1990年代、みんなが手探りでやっていたR32スカイラインのチューニング。

その答え合わせとして使われたであろう本です。

整備士になって、この本を読んでみるとこれは確かに面白くて参考になります。

スカイラインGT-Rの開発秘話からグループAの仕上げ方まで。

RB26DETTというエンジンが、どういう過程で磨き上げられていったかがわかります。

エンジンだけでなく、車体側のチューニングに関しても細かく書かれていて、非常に参考になります。

R35GT-Rが出てきた時、第二世代のGT-Rとは全く違ったものとしてそれはそれで驚きました。

が、やっぱり僕の中ではGT-Rっていうと、スカイラインGT-Rっていうイメージが強くて。あの当時の日産っていうのは勢いがすごかったよなって思います。

今では日産という会社が迷走していて非常に残念ですが、こんな無敵の90年代を駆け抜けてきたメーカーなので、頑張って欲しいです。

整備に従事して、当時の日産を知ってる人には是非読んでもらいたい一冊です。

R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発

R32スカイラインGT-R レース仕様車の技術開発

石田 宜之, 山洞 博司
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