山間地で使われているマツダのボンゴ。トラックだったりバンだったり。ある程度使い込んでくると共通の症状として出てくるのが
「ギヤがはいらない」
というものがあります。正確にいうと、ギヤが入らないわけではなくて、ギヤがものすごく渋くなっている車が多い。
その原因と対策方法を紹介。
ギヤが渋くなるというのはどういうことか?
縦に動かしても渋い。横に動かしても渋い。ギヤ自体は入るんですが、シフトレバーが動かないんです。
動くことは動くけどものすごく渋い。
シフトリンケージが特徴的なボンゴ
このボンゴはまだまだマニュアルが多く存在しています。
シフトレバーはフロアから伸びています。
ミッションまでの距離が遠いためリンケージを介して動かしています。
ボンゴはずばりこのリンケージが弱い。
リンケージを外した状態で、ミッションを直に動かしてギヤが入ればミッション内部は問題ないとします。
リンケージを切り離してみて、その動きが渋かったら間違いなくリンケージに問題を抱えています。
ボンゴで弱いリンケージはこれ。
それぞれがバラバラでも部品として出ます。分解して清掃・給油をすればある程度は動くようになりますが、最終的にはリンケージで交換するのがお勧めです。
この部品はカウンターレバーといって、24000円弱します。
一度錆びついたらカウンタレバーを清掃・給油しても、また渋くなるので2回目以降は交換してしまうのが得策です。
ボンゴのシフトが入らない修理についてでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。