エアコンの風が出ない!ブロワモーターが壊れた場合、応急処置の方法は2つ

お客さんから、エアコンが効かないということで相談を受けました。

車は三菱のミニキャブバンです。

どのくらいエアコンが効かないのかなと、調べてみたら一発で原因はわかりました。

エアコンが効いていないのではなく、正確にいうと風が出ていないことが原因でした。

ブロワモーターが動いていないようです。ファンモーターのスイッチを入れると、エアコンのマグネットクラッチもONになり、コンデンサファンも回っているため、とりあえずスイッチは正常だろうと予測。

では、ブロワモーター本体にアクセスしようか!と思っていたところ、そういえばこの車はブロワモーターのリコールが出ていたなと。

調べてみたら、やはり過去にブロワモーターのリコールが出ていて、この車は作業を実施済みとされています。

対策品のモーターに交換されているということですね。それなのにまた壊れてしまったのか?

ブロワモーターを復活させる方法2つ

とりあえず部品を注文してもすぐに来ないことはわかってるので、応急でブロワモーターを一時的に復活させることにしました。

動かなくなったブロワモーターですが、高確率で再始動させることが可能です。長くは持ちませんけど。

その方法はショックを与えること。

具体的には2つの方法があります。

ブロワモーター本体をコンコンと小さいハンマーなどで衝撃を与えてあげる。

もう1つはカプラーを指したり抜いたりを繰り返す。電気的なショック療法とでもいえばいいのかな。

今回はコネクタ抜き差し攻撃をして無事に復活しました。

ブロワモーターって、取り外して単体試験をするとそのショックで再始動することが多いんですよね。

なので、あまり単体試験って意味がないところもあります。

電気的なショックか物理的なショックを与えると、壊れかけのモーターなら高い確率でまた動きますので。お試しください。

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