エンジン

バイオ混合ガソリン対応車とバイオガソリンとは?普通の車に入れたら?

最近の新型車、給油口を開けるとこのようなステッカーが貼ってあります。

無鉛レギュラー

バイオ混合ガソリン対応車(E10/ETB22)

多分あまり意識しないでガソリンを入れてる人がほとんどです。しかし、これは知っておいたほうがいいことなので、記事にしたいと思います。

この画像の車は現行型の新型ヴォクシーです。

そもそもバイオガソリンのこと、どの程度理解できているか?環境対策の一環でしょう?と、漠然とそんな感じで理解してる人が多いんじゃないでしょうか?

バイオガソリンとは?

まず最初にE10とは何か?

これはガソリンにバイオエタノール(さとうきび、とうもろこしなどから製造される植物由来のエタノール)を 10%(体積比)混合した燃料です。

日本以外でも海外で既に自動車用燃料として使用されています。

E3ならバイオエタノールを3%混合した燃料になります。

そしてETBE22とは?

ETBE22とは、エタノールとイソブテンから合成される化合物です。エチルターシャリーブチルエーテルの略でE10にプラスしてETBEを22%混ぜたものです。

こちらも主に植物から作られて、環境にやさしい燃料です。

多分、ここまでは皆さんが思っている環境にいい燃料というイメージだと思います。

バイオ混合ガソリン対応車に普通のガソリンは大丈夫?

では、このバイオ混合ガソリン対応車に、今まで通りのガソリンを入れても大丈夫なのか?

という疑問に入っていきます。

これは特に問題はありません。普通に使えます。問題はその逆パターンです。

バイオ混合ガソリンE10/ETB22は前に説明した通り、エタノールなどを10%ほど含んでいます。

バイオ混合ガソリン対応車意外に入れるとどうなるのか?

こちらは2002年以前に作られた車には使用しては問題が出る可能性があります。昔アルコール系燃料というものが流行ったことがあります。

僕も使ったことがあります。ガイアックスというアルコール系燃料でした。ガイアックスはオクタン価がハイオク並みに高いものの、ガソリン税の対象にならなかったので、当時のガソリンと比較するとリッター20円くらい安かったんです。

そしてアルコールは洗浄性があるというと謳われ、エンジン内部をクリーンにすると。

しかし、そのデメリットもありました。

一つ目は寒い日の始動性です。実際にエンジンが被ったことがあります。その当時僕はロータリーのFD3Sに乗っていました。過去にこの一度だけプラグが被って始動不能に陥ったんです。

真冬の始動性に問題があった。

そして怖いのがゴムホースなどを溶解してしまう問題がありました。

燃料ホースが溶けて燃料漏れを起こす危険があるとされ、業界から淘汰されていつの間にかなくなっていったのがアルコール系燃料です。

バイオ混合ガソリンもエタノールを10%含んでいるということなので、対応車はその辺りを対策してきているんだと思います。

つまり、古い車に入れると燃料漏れなどの問題が発生する可能性があるので、やめてください。

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