ビッグモーターの問題がどんどんと大きくなってきています。
国土交通省がプレスリリースで街路樹問題にも言及しています。
令和5年7月24日からの街路樹の枯死に関する報道および25日の(株)ビッグモーターによる記者会見等を踏まえて、国土交通省が管理する直轄国道において、同様の被害がないか調査を実施しました。
今般、調査結果を以下のとおりとりまとめましたのでお知らせします。
調査期間 令和5年7月26日(水)~令和5年7月28日(金)
調査結果 地方整備局等による調査結果
・直轄国道沿いのビッグモーター店舗数 … 111 店舗
・うち店舗前の植樹に枯死の発生がある(※)… 10 店舗
※現在または過去5年程度で枯死の発生が確認された箇所
※現時点での速報値であり、今後、変更の可能性がある
今回、枯死の発生が確認された箇所については、その原因を調査し、除草剤が撒かれていることが確認された場合は、警察当局に対し被害届を提出します。そのため、警察当局による捜査への影響を鑑み、現時点では具体的な箇所は公表しない点について、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
今後、原因者が特定されれば、原因者に対する損害賠償等を請求する必要もあると考えており、今後関係機関とも相談、調整しながら必要な対応を検討してまいります。国土交通省HPより引用
僕が住んでいる長野でも、街路樹がおかしくなっているという報道がでています。
今後ビッグモーターはどうなるのか?
板金・整備共に作業できなくなるか?
驚くべきは、国土交通省が相当な規模の監査をしていることです。
板金に至っては、すでに保険金の問題やお客さんの車を故意に傷をつけたといった報道が出ているため、新規で入庫してくるお客さんはほぼいなくなるでしょう。
それどころか、予約されてる作業自体もキャンセルが相次いでいくのは間違いありません。
さらに、すでに処分を受けている指定工場の不正検査問題。僕としてはこちらの方が問題が広がっていくのではないかと睨んでいます。
国土交通省は、ビッグモーターの店舗を一斉に監査に入りました。指定工場が抜き打ち監査をうけるっていうのは相当な事態です。
もしそこで何かの不備が発見されたら、今の状態であれば即刻指定停止や取り消しにつなげていくんじゃないかなと。
つまり、今後ビッグモーターは整備もできなくなるし、板金もできなくなってしまう。
そして倫理的にどうなのかっていうのが街路樹問題ですね。いろいろなものが一気に噴出してしまったため、普通に存続するのはもはや厳しいのではないかと思います。
車両販売だけはとりあえず続けられると思いますが、現状のビッグモーターから車を買おうとしている人はどの程度いるのか?
どちらにせよ規模を縮小せざるを得なくなるでしょうね。ただ今整備業界は相当の人手不足です。他社への転職の受け入れはある程度大丈夫じゃないかなと。
うちの会社でもビッグモーターからの転職希望者がいたら、即戦力として採用するか?と議論されました。それだけ人手が足りてません。
全部が全部の人が不正に手を染めていたわけではないので。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。