欧州車って、走ってくるとホイールがどうも国産車より汚れるな・・・。
今まで国産車に乗っていた人が、欧州車に乗り換えるとこんな印象を受けるかもしれません。それは何故なのか?
簡単にいうと、ホイールに付いている汚れはブレーキのダストです。国産車よりもダストがつきやすい原因っていうのは、欧州車の方がブレーキの効きがいいからに他なりません。
国産車と欧州車、ブレーキの違いって言うと、欧州車の方がブレーキローターの減りが早いという特徴になります。
タイヤを取り付けるネジも国産車はナットに対して欧州車は、ホイールボルトを採用しています。
こちらの方が剛性が上がるためです。
話を戻して、なんで欧州車はブレーキローターが国産車よりも減りやすいのか?
これはそもそものバックボーンに違いがあります。日本で最高速度っていうと、高速道路で走る100km/h前後ですね。
欧州車の場合、特にドイツなどはアウトバーンがあり速度無制限道路なんていうのも存在します。
例えば、出たばかりの某スポーツカーを富士スピードウェイに持ち込んだとして、長いストレートの後にやってくる最初のフルブレーキング。この一発でフェードして使い物にならなかった。
これ、実際にあった話です。名誉のために車種は伏せておきますけど。
とてもじゃないけど、ブレーキを強化しないとそのスピードレンジに耐えられない。
欧州車の場合、日常使いでそういったシチュエーションに遭遇することがあります。
日本で車を日常使いするとしたら、それほど強い制動力は必要ないんですが、欧州車だとそうはいきません。
より強い制動力を発揮しないといけないので、ブレーキパッドの魔材が国産車とは違い、ローターへの攻撃性が強い。
つまり、ローターも消耗品だよ。という考えなんです。
日本の軽自動車であっても、ブレーキパッドとローターを同時交換すれば3万円コースになります。
欧州車の場合、もっと高くて5万円近くに登ります。そして、日本車に比べて交換頻度が速くなります。
きちんと効くブレーキを発揮するためにも、そういうブレーキなんです。
そのため、国産車から欧州車に乗り換えるとみんなびっくりしますよね。でもそれは仕方がない。そういう構造なのですから。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。