この前、家の車のファンベルトを交換しました。
1年半くらい前に交換したばかりのベルトで、22000kmほど使い込んでいた。
普通のファンベルトの寿命で考えると、いささか寿命が短いなぁと思ったんです。ベルトって大体40000kmくらいは持ちますからね。
比較するために、全く同じベルトを買って交換をしました。
表面に亀裂などはないのですが、背面がつるつるになっていてこれがベルト鳴きの原因になっていた。
ここで考えたのが、高い部品だったらもっと長持ちしたのかなぁって。
よくエンジンオイルは安いオイルを早めに換えるのがいいのか、高級オイルを長く使うのがいいのかって。論争になりますよね。
部品でもこれが当てはまるものがあります。
目次
高い部品は寿命が長い?
では部品の価格差で寿命が明らかに変わるものって何だろうって考えてみました。
ファンベルトはその1つだと思います。明らかにベルトを眺めていると、素材が違うようなものがある。
僕が買ったのはとにかく安いものを買ったんです。安いものである程度認知されているメーカーのものなら何でもいいかなって。
そうしたら意外と寿命が短かった。
今の純正ベルトってもっと強固にできています。ベルトの背面の素材もざらざらしていて、グリップ力が強い。
昔のベルトに比べて明らかに寿命が延びています。Vリブドベルトは垂直に亀裂が入ってきたものですが、今のベルトは水平に溝が広がってとがってくる。
こうなったら縦に破断するので交換が必要になります。
ファンベルトがまず1つ。
続いてはプラグもそう。
普通のグリーンプラグだと寿命が2万キロ程度。
これをちょっと高価なイリジウムタイプにすると、最長で20万キロ使えるプラグもあります。トヨタのハイブリッドカーに使われてるプラグがそれらにあたります。
互換性のあるプラグで長寿命タイプが売られていたら、金額が高くても選択肢は広がります。
フィルター類もこれに当てはまるかなと。
エアクリーナーとかって、安いネットのものってペラペラ。エアコンフィルターもそうです。
ペラペラのフィルターって、明らかに早く交換しないとヤバいです。
ゴミが内部に入ってしまうのを防ぐフィルターが、意味をなさなくなるという事は怖い。
安い部品を使うのであれば、脱着が容易な場所にしたほうがいい
安い部品を使ってもいいんですけど、交換作業が容易なものだけにしておいた方がいいと思います。
ベルトとプラグが分かりやすいです。
ベルトでも3本換えないといけないものってありますよね。それぞれが独立している補機ベルト。これは交換が非常に面倒です。
僕は自分が乗ってる車はこれにあたるので、わざわざ純正のベルトを取り寄せて交換しました。
その他家の車は1本掛けで交換は5分もかからない。なので、少しぐらい寿命が短くても安い部品でいいかなと。スペアを用意しておけば、途中で切れたとしてもリカバリーは簡単です。
プラグもそう。インテークマニホールドを外さないとできないようなエンジンは絶対イリジウムを付けるべきです。交換が大変なんだから。
フィルター類のようにすぐに脱着が出来るのなら安い部品を短いサイクルでかえてもいいかなと。
オイルとは違って、部位ごとに交換の難易度と照らしあわせて考えていくのがベストです。ランニングコストも下がりますからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。