買い置きしてあったオイル添加剤を試してみました。ファーストインプレッションです。
初めて試すオイル添加剤で、ベルハンマーというものです。
2つ買ってあって、今回使ったのは小型車なのでベルハンマー7です。
スズキ機工という会社が作っているメイドインジャパンのオイル添加剤です。
ベルハンマーというオイル添加剤はどのような効果があるのか?
新配合の有機モリブデン系添加剤と極圧剤が相乗効果を発揮する添加剤で、金属表面の摩擦低減と保護・延命を目的としています。
エンジン・レスポンスの向上、異音・振動の現象、エンジン寿命延命、ドライスタート時のエンジン保護となっています。
今回は家の車であるシエンタに添加してみました。
添加前の状態は走行距離7万キロオーバーの1NZ。前回オイル交換をしてから3ヶ月、4200km走行しています。
ちょうどオイル交換時期です。
今回試すのは、エンジンの騒音レベルがどの程度変化するのか?
まずは現状のオイル騒音はこちら。
完全暖機後のアイドリング騒音レベルです。
計測はスマホアプリの騒音計。スマホをガーニッシュの同じ場所に設置して、それぞれ計測してみることに。
4200km使い込んだオイルが入っている、1NZのアイドリングは69.8dB前後です。
まずはここからオイルとオイルフィルターを交換。
オイル交換は真空の上抜きを実施。
シエンタの1NZは下抜きよりも上抜きの方がより多くのオイルが排出できることは実証済みです。
使ってるオイルチェンジャーはこちら。ATFの交換もこれで行っています。重宝しています。
オイルフィルターはネットで格安のものを使っています。20個買い置きしてあるので、オイル交換と同時に毎回交換しています。
まだまだ在庫がある。
つまり、古いオイルは極力排出できているといえます。
入れているオイルは20Lのペール缶で買った日産の純正オイル。部分合成油のSNスペシャル5W-30です。
さて、オイルとフィルター交換直後のエンジン騒音はどうか?
意外にも、完全暖機後のエンジン騒音はほぼ横ばい。
よくオイル交換をしたらエンジンが静かになった!という人がいますけど、この1NZでは4200km使い込んだオイルでも新油を入れ替えたとしても、数値上はほぼ同じ。
耳で聞いても違いは確かに分かりませんでした。
そしていよいよベルハンマーを投入。
このオイル添加愛はエンジンにいれた後5分程度のアイドリングをせよと書いてあるだけ。
書かれている通り、5分のアイドリングを実施したのち同じように騒音計アプリをセットしました。
結果、こちらです。
なんと騒音レベルでの変化はなしとなりました。
ベルハンマーの効果として異音、振動の減少と書いてあるので、少しは騒音が下がるかなと思ったけど駄目でした。
この後、エアコンONにしてヘッドライトもON、サイドブレーキを引いてブレーキを踏んだ状態でDレンジに入れて、いわゆるATのストールテストに近い負荷を与えてみました。
しかしあまり変わらず。
エンジンをレーシングもさせてみましたが、こちらも変化は感じることができません。
結構きつめに書いていますが、一応騒音計のデータに基づいた結果を書いています。
アイドリングレベルではわからなかったので、実走行したらどうなるのか、期待しています。
あともう少しやれたエンジンの方が効果が出るのかもしれません。
もう一つベルハンマーを買ってあるので、それは12万キロオーバーのオイルがかなり消費するKFエンジンに入れて検証をしてみたいと思います。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。