電装系

バッテリーの交換は社外有名ブランドがお勧め!格安バッテリーの罠と純正バッテリーの意味は?

車検や点検の時、その状態を点検して交換をお勧めする部品といえばバッテリーです。バッテリーの状態がよくないと、エンジンが始動できなくなってとても困ります。

バッテリーは外気温が下がってくると、比重も下がり性能が落ち込んできます。例えば新品のバッテリーであっても、外気温がさがると100%の性能が80%くらいまでしか性能を発揮できないイメージです。

バッテリーにとって、外気温は影響が大きいです。よくバッテリーの回りにケースが付いていたり、スポンジなどが付いているのは、バッテリーを外気温から守る為でもあります。

スポンジなどに包んでおけば、気温が下がっていてもさほど比重が下がらなくて、性能劣化を抑えることができます。

そんな車の中で地味なんだけど重要なパーツであるバッテリー。

実際に交換時期を迎えたら、どんなバッテリーを付けるべきか?

お勧めは有名社外ブランドのバッテリー!

バッテリーが3年を経過して劣化してきた。エンジン始動もいよいよ怪しいな・・。

交換する時って、車屋さんに勧められるままに交換していますか?その時、バッテリーの銘柄って教えてもらっていますか?

整備士をやっていて、いろんなバッテリーを触って感じたことは、中にはお勧めできないバッテリーが少なからず存在しているということ。

よくある格安ノーブランドバッテリーには当たり外れがあります。つけたときはいいんですが、1年持たずして駄目になるものもザラです。

僕が一番お勧めできるバッテリーは有名の社外ブランドのもの。

国産車であればパナソニックのカオスで輸入車だとボッシュあたり。

これは、経験に基づくものです。ホームセンターなどに売っているバッテリーはちょっと性能的に長持ちしないかなと。特に近年はアイドリングストップ装着車が増えてきて、バッテリーが劣化するとアイドリングストップが機能しなくなります。

その時、変なバッテリーを付けると最初はアイドリングストップするものの、1年くらい経過するとやはり劣化してアイドリングストップしなくなるバッテリーも存在しました。

純正バッテリーは性能は担保されるが高い!

実はバッテリーにはもちろんですけど純正品というものが存在します。

アイドリングストップが出回り始めたころ、バッテリー劣化した場合の交換は純正品を使いなさいと言われました。

しかし、純正のアイドリングストップ専用バッテリーは、小型車クラスでも3万円オーバーがザラ。そこにきて有名社外バッテリーメーカーから、アイドリングストップ用バッテリーが安価で販売されました。

半額までとは言いませんけど、純正に比べると相当お買い得な値段です。純正ときっちり比較したことはありませんが、持ちは悪くないしちゃんとアイドリングストップもしました。

このことから、バッテリー交換をあえて純正パーツを使うのはどうか?と聞かれると、僕はNOと答えます。

理由はコスト的に高いからです。

格安バッテリーが駄目な理由は?

純正や有名バッテリーメーカーのバッテリー以外に、非常にお買い得で安いバッテリーが存在します。

僕はそれらを推奨しません。何故なら持ちが悪かったり、ちょっとしたデメリットもあるからです。

車の電源は乗用車なら12Vで、リコールなどが発生した場合コンピューターの書き換えがよくあります。そのコンピューターリプロをするときの絶対条件に安定化電源を供給しないといけません。

コンピューターを書き換えている際に、基準値以下のバッテリー電圧に落ち込むと、コンピューターが壊れてしまうからです。

その他の部品も同じで、きちんと12Vを安定して出力していないと、機能しないセンサなどもあります。

こんな当たり前のことですが、それをになっているのはバッテリーとオルタネーターです。最近のオルタネーターは充電制御をしています。例えばここ一番でアクセルを開けてエンジンパワーを絞り出す時は、オルタネーターをフリーにしてエンジンの負荷にならないようにする。

逆に、下り坂などでアクセルをオフにしている時はどうか?こんなときはオルタネーターを駆動させてバッテリーに電気を貯めるチャンスです。

このように今のオルタネーターってそのシチュエーションを細かく判断して駆動したりフリーにしたりしています。

なので常にオルタネーターが駆動しているわけではありません。バッテリーに蓄えられた電気って重要です。もちろんバッテリー自体の性能もちゃんとしていないといけないということがわかります。

格安バッテリーでは性能が心配、純正バッテリーは高い。一番の選択肢になるのは有名なブランドバッテリーです。

特に純正パーツとして供給されているメーカーのものがお勧めです。

バッテリー交換時は、その銘柄にもこだわるようにしてください。

これからは寒くなるのでジャンプスターターを1つ積んでおくのが安心です。

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