バラストです。
四角い部品がバラストになります。バラストはディスチャージヘッドランプ(HID)の構成部品で、高電圧を生み出すものです。
HIDは通常のフィラメントを使うハロゲンランプとは違い、放電管内にキセノンガスや水銀・金属ヨウ化物を封入しています。
蛍光灯に似た原理で発行するので消費電力が少なくてハロゲンランプよりも光量が明るくなります。
発光させるために高電圧パルス(約2万V)が必要になりバラストはこの2万Vを昇圧して作り出しています。
HIDが点灯しなくなる故障診断として、まずは点灯しないバーナーを左右で入れ替えてみます。これで症状が逆転すればバーナーの故障。
バーナーを入れ替えても症状が変わらない場合はバラストを左右入れ替えます。
HIDが登場した当時は、「電球切れのないライト」などというフレーズが流れましたが結構よく壊れます。そして、ヘッドライトテスタで光量を計測してみると見た目よりも暗いHIDが多いのも事実です。
取り付けるときはきちんとしたブランドを選ぶか、それとも使い捨て感覚で安いものを使うといった割り切りが必要かもしれませんね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。