アッセンブリー交換とチェンジニア

本日はアッセンブリー交換についてお話をしたいと思います。
まずはアッセンブリーとは?ということですが略語でASSYと表記されることが多いです。
簡単に説明すると構成している部品を全てひっくるめるという意味合いになります。
例えばテールランプが割れた。単体部品はテールランプユニットとなる。
テールランプアッセンブリーでは配線や電球まで付属してくることになります。
逆に小さな部品設定がないために泣く泣くアッセンブリー交換しないといけないケースもあります。
某車のプラグホールのパッキン。これは大体がヘッドカバーパッキンに付属しているはずだが、設定がない。
単体でも設定がない。なんとエンジンのヘッドカバーアッセンブリーとなってしまう。
このアッセンブリーの割合がまた最近は増えてきたなと思います。いわゆる非分解指定部品。
先日行ってきた整備主任講習で学んだのが最近のABSの車輪速センサー。
この車輪速センサーが以前は単体で部品が出た。しかし現在の高い制御が行われているABSのものは、
車輪速センサーはハブ内蔵型になっている。なのでセンサーが壊れたら
ハブアッセンブリーでの交換になるそうです。当然ベアリングの打ち返えも出来なくなっている。

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よく言われるんですよね整備士を皮肉った言葉でチェンジニアと。チェンジニアとは
部品を交換するだけの技術の低い整備士だと。本当の整備士はきちんと考えて修理をするエンジニアなんだと。
お前らはチェンジニアにはなるなと。
しかし現代の整備においてはあまりにも各メーカーのブラックボックス的要素が多すぎる。
時代がチェンジニアを助長してきている気がしてならない。
メーカーの非分解式の部分を分解して整備できるようになればエンジニアといえるのか?
そんな整備はメーカーからするとやって欲しくない方法なのかもしれない。
本当のエンジニアとはどんな整備士なのかを考えてしまった日になりました

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