これで何台目の遭遇か・・・。
トヨタのアクアですが、テールランプに水が溜まると言う症状があります。以前も取り上げたことがあります。
今回入庫して来たアクアもこの通りです。
わかりにくいですが、テールランプの右下に水が溜まっているのがわかります。
問題なのは、このテールランプは割れているわけでもなんでもないんです。
それなのに水が溜まります。
リコールではないんですが、過去にサービスキャンペーンが出ています。
テールランプの樹脂製レンズとハウジング接合部の強度が不足しているため、温度変化の熱膨張によってレンズに亀裂が生じ、ランプ内に水が浸入するおそれがあります。
NHP10-2590955、NHP10-2590956
NHP10-6586967~NHP10-6776598
サービスキャンペーンになっているのは上の車体番号です。それ以外は有償での修理となってしまいます。
中の水分を抜いて、カラカラに乾燥させれば車検を通せないかというと、通せなくはないかもしれません。
うちは指定工場なので、この症状が出ていたら交換させてもらっていますけど・・。
問題なのは、サービスキャンペーンの範囲外である車体に関しても相当数不具合が出ていると言うことです。
部品は16600円。
注文して3時間後に届くと言う純正部品。それだけの数不具合が出ているのではないかなと。
流石にもうちょっとサービスキャンペーンの台数を拡大した方がいいと思うんですよね。
他のメーカーにも共通して言えることながら、どういった基準で保証範囲を決めているのか?リコールが出たとして、その付近の車体番号の車も保証にしてもらいたいですよね。
まったく同じ症状だとしたら、それはメーカーの考えている対象範囲を超えて不具合が出ているんだからであって。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。