Categories: 日記・戯言

Amazonが車検事業を開始した事について

ニュースに出ていました。

とうとうAmazonが車検ストアをオープンさせました。

Amazonは僕もプライム会員になっていて、プライムビデオやらプライムミュージックなどで活用しまくっています。ネット通販といえば、昔は楽天ショップもよく使ったんですが、送料などの関係でいつの間にかAmazonをメインに使うようになった。

そんなAmazonさん、今度は車検です。ちょっと前からAmazonで車を買う事は可能でした。どの程度売れていたかはわかりませんけど。それではAmazonの車検はこの先成功するのかどうか?

これは、ある程度の顧客をつかむ事ができると僕は考えています。そもそも自分が若かりし頃生まれて初めて車検をやったときの事を思い返してみた。

当時ゼファーXという400ccのバイクを友達から買って、1年足らずで迎えたのが生まれて初めての車検でした。車検という言葉は親父がよく言っていたので、2年に1回やってくるもので、車検をやらないと乗れなくなる。という程度の知識しかなったです。

そんな時住んでいたのは東京都八王子市。当然知り合いのバイクショップなんかありません。知り合いもショップも知らなかった僕はおもむろにタウンページでバイク店を探しました。

タウンページの広告にバイクの格安車検が乗っていて、安くて取りに来てくれる業者を見つけて電話してみたんです。結果、生まれて初めての車検は無事に終了したと。

知り合いも馴染みのショップのないような場所で、車検を受けなければいけない時の選択肢。昔はタウンページや口コミだったかもしれないですけど、今はおそらくネットで調べるでしょう。そんな時、Amazonだったら支払いなどのフローがわかりやすいし、使った事もある。じゃあAmazonで車検をやってみるか!という人が少なからずいると思います。

徐々にそうやってシェアを広げていって、今度はAmazonの包囲網を展開すると町工場のシェアがだんだん少なくなっていくんじゃないかな。

一番やばいのは自分の工場で車を販売していない場合。営業活動で販売・整備につなげる事ができないとなると、一見ユーザーをどこかからとってこないといけないでしょう?

それを今のネットでSEOの検索でAmazonや大手の広告よりも検索されるHPを作れるかというと難しいですよね。それこそ地域を絞った複合キーワードでせめて行かないと。近所にはいろいろな車屋さんもあるし、保有台数は減っていくばかり。

どんどん整備業界は右肩下がりになっていく。

これからの時代はAmazonのようなやり方が既存の車検フローを変えていくかもしれない。とくに初めて車検を受けるユーザー。知り合いがいないユーザー。馴染みのお店がないユーザーなど。

親元を離れた状態で車検をしないといけない若い人が、どうやって車検工場をチョイスするか?

この辺りに勝機を見いだしているからこそAmazonも車検を展開してくるわけですから。これから生き残るにはいかに特徴を持った何かをもっているとかそういう事が求められてきます。

普通に車検だけやっていれば運営できる時代は終わりました。Amazon、恐ろしい。

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