アルミのオイルパンによる被害

近頃の車は軽量化の目的と放熱性を兼ねて、オイルを貯めておくオイルパンをアルミ製にしてきているメーカーが多いです。

今までオイルパンをアルミ製だったメーカーも当然ありますが、鉄製のオイルパンからアルミに変更しているのが半分以上になってきました。

当然アルミと鉄では整備については異なってきます。アルミのオイルパンのドレンボルトを舐めてしまうというトラブルもかなり増えてきたのが現状です。

これはダイハツのハイゼットですが、やはりアルミのオイルパンになっていましたが、オイル交換の時にオーバートルクで締め付けられてオイルパンのネジ山をダメにしてしまったケースです。

アルミのオイルパンのネジ山を舐めてしまったら、直す方法は大きく分けて2つです。

1、今使っているサイズよりも大きいネジ山をタップで立てて、ドレンボルトを太いものに変更する

2、オイルパンを交換する

当然2番のオイルパンを交換したほうが、部品代も交換工賃もかさみます。

今ではタップボルトと呼ばれるリカバリー用のドレンボルトも出てきました。

ですが常套手段としてはオイルパンの交換なのかもしれないですね。

仮にオイルパンを交換したとして、同じ失敗をしない保証もないわけです。大事なのは信頼おける整備をしてもらうということ。

アルミ製のオイルパンの車の場合、同じ場所で整備をし続けたほうがいいと思います。同じ場所でオイル交換をし続けると、整備記録として残せるわけです。つまり、責任を明確にできる。

オイル交換をして、ドレンボルトが舐めてました。と言われたとしても、お宅でしかオイル交換をしていません。ということができればクレームにしてもらえるというわけです。どこでオイル交換をしてどこで失敗したかわからなくなってしまっているのが困るわけです。

今はメンテナンスもパックになっていたり、オイルも会員などがあるので、そういうものを利用していくのがいいんじゃないですかね。

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