アルファードです。
オートレベリングの警告灯が点灯しっぱなしになってしまったということで入庫。
まずオートレベライザーというものは何か?
今の車には、ヘッドライトの光軸を調整できるダイヤルが付いています。
これをオートでやっているのがオートレベライザーというもの。
オートレベライザーの警告灯が点灯しているということは、当然ながら機能が停止している可能性もあるわけです。警告灯が点灯している時点で車検も通らない地域もあるでしょう。
オートレベライザーの仕組み
オートレベリング機構の仕組みは単純です。大体の車はリヤのサスペンションにセンサーが取り付けられている。
リヤが沈み込んだらヘッドライトは上方を向いてしまうので、それを下げるように制御する。
アルファードの場合、右のリヤタイヤのサスペンションにセンサーがあります。
車がどの程度沈み込んでいるかを可変抵抗で感知していると思われます。
スロットルポジションセンサーみたいなセンサーですかね。
で、この車のオートレベリング警告灯が点灯した原因はシンプルでした。
カプラーを外したら、内部が緑青ふいていて端子が欠損していた。
ご覧の通りです。
一番上の端子がもげています。そりゃ警告灯が点灯するわな・・。
で、センサーを交換すれば直るわけですが、これがべらぼうに高い。
工賃を込めれば6万円コースになってきます。
もしトヨタ車でオートレベライザー警告灯が点灯したら、同型車からセンサーを中古でとってくるのをお勧めします。
高すぎる・・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
我が愛機、GX110WマークⅡはマニュアルのレベライザーが装備されておりますが、これでさえ嫌なのに、オートなんかは個人的には一層好みになれない・・・
まぁ対向の減眩の為には必要な物なのだろうけれども、これが無い時代は車検毎の光軸調整で済んでいた訳じゃないですか。
単純なメカは壊れにくい・複雑なメカが壊れればコスト高。
何でもかんでもオートメーション化・ハイテク化は好きになれないアナログ人間な自分でした。
そもそも、こんな水が掛かるような所で横向にカプラを付けるのが間違いですね!
それがいくら防水カプラだとしても。
ゴムカバー付けるとか対策しないとダメですね!
まだギボシの方がマシですよ!
車に付いてるセンサー類って、ものすごく高いですよね!
えっ、こんな小さな部品なのになんでこんなにするの、って事がよくあると思います。
今時の車は、まさにセンサーの塊の様な車ですよね!!
センサーによってCPUで制御!!
トラブルシュートもOBDに繋がないとお話にならない…。
昔の車なら、針金でダイアグコネクター短絡してワーニング球の点滅で判断する。
とてもアナログだけど、自分はこんな時代の車の方が好きですね!!
レベライザーも今や軽トラックにだってついてますからね・・。
そんなに必要な機構なのかな?
大体このあたりの位置についてますよね。某車種なんかローダウンしたらすぐにリンクのロッド部分が折れちゃったりしますから・・
この前はお客さんでチェックランプが点灯したというので、すぐにOBDつないで診断できます!
と、ドヤ顔して対応したらECUが壊れてて通信不能になっていた車があって恥をかいたことがあります・・。