エアコン修理したのに、エアコンが効かない・・その原因は何か?

このまえの出来事です。

エアコンが効かないということで入庫してきたサンバー。

今現場がまったく機能しないくらい、離職者が出たりしてまして、外注業者に修理を依頼しました。

エアコンの故障原因はシンプルにコンプレッサ異音の不良です。おそらく鉄粉が回っているであろうから、コンデンサーやらなにやらいろいろと交換しなければいけなくなるパターン。

見積もりをとって、お客さんにOKをもらったので修理をしてもらいました。

内容は、今後も長く使うということだったので、泣きどころの高圧ホースやらエバポレーターもまとめて交換することに。

たまに進捗具合を見に行ったりしましたが、2日程で作業は完了しました。

が、しかし・・・。

修理してもらったはずのエアコンが効かない・・・。

作業が終わったのが夜だったので、作動テストをしたらその時は良かった・・。

しかし納車の直前になったら全然冷えない・・。

ほぼいろいろな部品は交換されています。コンプレッサ、高圧ホース、コンデンサ、エバポレーターにエキパン・・・。

コンプレッサはちゃんと回っているし、構成部品をほぼ交換しているのに冷えない・・。夜は冷えた・・・。

原因は一体なんだったのか?

原因はここについている部品です。

電装屋さんは納期に間に合わせるために、エバポレーターを社外品でチョイスしてきました。

そのエバポレーターについていたエキパンがダメだったというパターンです。

とりあえず生きている純正のエキパンに交換し直して、エアコンはちゃんと効くようになりました。

エキスパンションバルブは、自動車のエアコンシステムにおいて、冷媒を気化させて冷却効果を生み出す上で非常に重要な役割を果たす部品です。

エキスパンションバルブの役割

  • 冷媒の膨張: 圧縮された液体の冷媒を、小さな穴を通すことで急激に膨張させます。
  • 気化: 膨張した冷媒は、圧力の低下によって気化します。この気化の際に周囲から熱を奪い、冷気を発生させます。
  • 冷却効果: 気化によって冷たくなった冷媒が、エバポレーターを通過することで、車内の空気を冷却します。
  • 冷媒量の調整: 冷媒の流量を調整することで、車内の温度を適切に保ちます。

なぜエキスパンションバルブが必要なのか?

エアコンの冷却サイクルの中で、エキスパンションバルブは、高圧の液体の冷媒を低圧の気体の冷媒に変換する役割を担っています。この変換によって、冷媒が気化熱を奪い、周囲を冷却することが可能になります。

エキスパンションバルブが故障すると?

エキスパンションバルブが故障すると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 冷気が出ない: 冷媒が適切に気化せず、冷却効果が得られない。
  • エアコンから水漏れ: 冷媒が漏れる。
  • エアコンの効きが悪い: 冷媒量が不足したり、不純物が混入したりする。

まとめ

エキスパンションバルブは、エアコンシステムにおける心臓部とも言える重要な部品です。冷媒を気化させ、冷却効果を生み出すことで、快適な車内環境を保っています。

今純正のエバポレーターは欠品しているようで、社外品を使ったことでトラブルに巻き込まれてしまった結果になりました。

エアコンシステムって、部品単価も高いし、交換が大変なエバポレーターなどは純正を使っておかないとこういう結果になることがあるので注意が必要です。

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